10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

ドラマ”昨夜のカレー、明日のパン”第一話観たよ、というお話

ドラマ”昨夜のカレー、明日のパン”第一話観ました。


いいなぁ、このドラマ。久しぶりにドラマ観てジーンときてしまいましたよ。

まず初っ端のシーンからぐっと引き込まれた。

”古い家の台所で朝の支度をしている若い女。炊き立ての白米が出来て初老の男がが覗きこむが女はそれを制して、仏壇のお供え物として置いていたカチカチの御飯を男に渡す。どうやらこの家では奇数日の朝は男がこの冷えた御飯を食べるルールのようで、31、1日と続いている男はなんだか不服そう‥”

一見普通に見えてどこか変。この人たちの関係って?とにわかに興味が沸いてくる素晴らしいオープニングです。

〇7年前に夫・一樹(星野源)を亡くしたテツコ(仲里依紗)。その後も一樹の父・通称”ギフ”(鹿賀丈史)と一緒に暮らしている。

〇テツコには会社の同僚で恋人の岩井さん(溝端淳平)がいる。

〇テツコが暮らす家の隣には定年を迎えた小田(小倉一郎)と、その娘でかつてキャビンアテンダントをやっていたものの今は引きこもり生活を過ごすムムムという女の子(ミムラ)がいる。

 という大まかな設定が少しずつわかってきます。

脚本は”木皿泉”。一人の名前のようですが実は夫婦共同で脚本を書いてる方々のペンネーム。

代表作には”すいか”というドラマがあって


私このドラマ、リアルタイムでは観ていなかったんですが最近少しだけ後追いしていたところでした。

劇的なことは基本起こりません。そのかわり、といってはなんだけどちょっとしたディティールがいちいち面白い。

少し風変わりな人たちが淡々と暮らしてる情景をおとぎ話のような、日常から数センチ浮いたような雰囲気で描く感じ、そしてくすっと笑える独特なユーモアのセンス、でもその陰には哀しみの通底音が流れている。

今回の”昨夜のカレー…”、”すいか”観てた人ならニヤっとするんじゃないかな。そうしたテイストがかなり似てるんで。

あと”すいか”でもそうでしたが、所々で登場人物にドラマの核になるような印象的なセリフを言わせるんですよね。それも木皿泉脚本の特徴なんでしょうが。

例えば第一話でいうと、夫の死をまだ受け止められずにいるテツコが

『みんな前に進めっていうけど、とどまるのってそんなにダメな事なのかな…まだ前になんか行きたくないのさ

って言うとこ。

これはウルッときたなぁ。時の流れの早さについて行けない人、日頃当たり前と思われてる常識の枠から落ちこぼれた人、そんなあなたや私のような”ダメな人”に対して限りない慈しみを感じる言葉。なんかさらっと書かれているようですごく含蓄があって深いな、と。

これからどうゆう展開になるかわからないんですが、すごく楽しみです。

昨夜のカレー、明日のパン

昨夜のカレー、明日のパン

 

 

木皿泉 ---物語る夫婦の脚本と小説 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

木皿泉 ---物語る夫婦の脚本と小説 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

 


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