10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

漫画”あれよ星屑”は時代を超える傑作になる予感!

”ネット界の女切り込み隊長”としてつとに有名(?)な、めいろま (@May_Roma)氏が先日こんなツイートしてまして↓

  

 

思わず私も

こんなツイートしたら結構多くの方にRTされているようです。この”あれよ星屑”という漫画、かなり注目されてるんだな、と嬉しくなりました。

 

さて現在”コミックビーム”にて連載中の”あれよ星屑”、単行本では2巻まで出てまして、私、その2巻目をやっと本日読み終え、興奮しながらこの文章を書いてるとこです。

あれよ星屑 1巻 ビームコミックス

あれよ星屑 1巻 ビームコミックス

 
あれよ星屑 2巻 (ビームコミックス)

あれよ星屑 2巻 (ビームコミックス)

 

 

 2巻のまえがきに1巻の分かりやすい簡単なあらすじが書いてあったのでそのまま転載してみます。

度重なる空襲で、焼け野原となった敗戦直後の東京。誰もが生きるために精一杯のその町で、復員兵の川島徳太郎は、闇市で雑炊屋を営みながら、酒浸りの日々を送っていた。 

ある日川島は、無銭飲食をして暴れていた、軍隊時代の部下である黒田門松に出会う。再会を喜ぶ門松であったが、以前とは様子が違う川島に、故郷に帰るよう冷たく突き放されてしまう。しかし、門松は元上司の命令に従うことなく、なんだかんだと川島の元に居着くことになる。

 

そんな二人が出会った戦時下の中国での生活を描いたのが第2巻。リンチや体罰が横行していた当時の日本軍、そんな中意味のない暴力を否定する”話の分かる上官”川島軍曹が曲者ばかりが集う第三部隊の監督を任されることになる。

その第三部隊の中でも特に暴れん坊なのが黒田一等兵。曲がったことが大嫌いで、たびたび騒ぎを起こしている。はじめは”軟弱だ”と川島軍曹を嫌っていた黒田だったが次第にその人柄に惹かれていくのだった…

 

この”あれよ星屑”の魅力はまずなんといってもこの二人の男の人物造形が優れていること。冷静でときに言い知れない哀しみを心に宿した川島と根っからの明るさでこの物語のコメディーリリーフ的な役割を担う黒田のコントラストがとにかく秀逸で、ストーリーをグイグイ引っ張っていく。

また艶笑話というかユーモラスでエッチなシーンが多いのも面白くて、戦争という深刻な状況で生きる人間のしたたかさと逞しさがそういった描写を入れ込むことでより鮮明になっているのです。

 

時代考証がしっかりされている点も特出すべきとこ。ここまでリアリティーを追求されていると安心して物語世界に入り込めますね。

 

ちなみに作者である山田参助氏はゲイ雑誌で活躍されてた、とのことで特に黒田の生々しい描写にその下地が存分に発揮されているとこも見どころです(笑)。

 

 …しかしこの漫画、ほんとに読みごたえがあるなぁ。というかなんなら早くも傑作、と呼んでも差し支えないクオリティーですよ!今後どう物語が展開するのかわかりませんが将来的には映画化とかされてもおかしくない、と思いますね。その暁にはなるべく漫画のテイストを薄めずにやっていただきたいもんだ、と切に願う次第なのです。

 


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