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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

祝ご結婚記念!西島秀俊が愛する台湾の映画監督、ツァイ・ミンリャンのこと

海外映画・ドラマ

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うちの嫁、昨日の俳優・西島秀俊氏が結婚した、というニュースにかなり打ちひしがれてるようで。


Yahoo!ニュース - 「西島秀俊結婚」が受け入れられない女たち 傷を癒すのは40代の蔵之介、竹野内豊、加瀬亮? (J-CASTニュース)

 

それに追い打ちをかけるように『相手の女性は27歳らしいじゃん!やっぱ西島秀俊といえども若い女の子が好きなただのオッサンなんだよ!』

と言い放つ私。

『いや…西島さんにかぎってそんなことはない…ただ”友人の紹介で知り合った”ってなんだよ…西島さんと知り合えるなんて”一般女性”なわけないだろ…ブツブツ…』

と嫁、完全に虫の息になっております(笑)。

 

西島秀俊―新世紀のスピリチュアル・アクターズシリーズ (キネ旬ムック―アクターズ・ファイル)

西島秀俊―新世紀のスピリチュアル・アクターズシリーズ (キネ旬ムック―アクターズ・ファイル)

 

 

 

かくも世の女性陣に絶大なる支持を得ている実力派俳優・西島秀俊氏ですが、この方、日本の役者さんの中でも筋金入りの”映画狂”で有名。なんでも映画秘宝をかかさず愛読してるらしいし。

ということは彼、完全なる”おたく”じゃないですかい!?女性諸君、あなたたちおたくが一番嫌いなんじゃないの?なんで彼だけモテるのよ?…と半ばやけ気味に嫁に聞いたら

『西島氏の魅力は仕事にかけるストイックさとあの鍛え抜かれた体よ!同じおたくでもあんたみたいな仕事サボりまくるわ、体緩み切ってるわ、みたいな人と一緒にしないでよ!』

と一喝されましたわ…ぐぬぬ、反論できない…

 

ところで個人的に驚いたのは彼、台湾の映画監督ツァイ・ミンリャンの大ファンだということ。

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)は台湾で活動する映画監督・脚本家。

マレーシアで生まれ、20歳のときに台湾に渡る。中国文化大学演劇科で映画演劇を学び、脚本家として活動するかたわらテレビドラマの脚本・監督を手がける。

1992年『青春神話』で映画監督デビュー。同作品で台湾の中時晩報主催の映画賞で最優秀作品賞を受賞するとともに東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞に輝く。1994年、長編2作目の『愛情萬歳』はヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、金獅子賞を受賞。第31回金馬奨の最優秀作品賞・最優秀監督賞も受賞した。1997年には3作目となる『河』でベルリン国際映画祭で審査員グランプリを獲得。翌1998年、『Hole-洞』が第51回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。 2013年長編10作目となる『郊遊 ピクニック』で第70回ヴェネツィア国際映画祭審査員大賞と19年ぶりとなる金馬奨監督賞を受賞した。また、本作を最後に引退する意向を示している。

自身がゲイであることを公言している。

                                  wikipediaより

 

↓ツァイ・ミンリャン作品の上映会で西島氏がゲストで登場しているトークショーのレポート。

第五弾 蔡明亮を語る!西島秀俊編 2006年8月13日 @T'S SALON - 开心网转帖 - 开心网

 

世界的に評価の高いものの、ここ日本ではそこまで知られてないアジア映画のファン、ってだけでもかなりのマニアぶりであることが伺えるわけですが、同じくツァイ・ミンリャン映画のファンである私から一言いわせていただくなら

『あんな風変わりな映画が好きなんて。西島氏って相当変わってるわ…』

 

ツァイ映画の特徴といえば、気の遠くなるようなワンカット長回しシーン、極端に少ないセリフ、都会に生きる孤独な男女を映し出す起承転結のはっきりしないシュールなストーリー、時折挿入されるハッとするようなエロティックな描写、そしてデビュー作から一貫してリー・カンションという男優を主役に映画を撮ってる、ということ。

まぁなんといいますか観る人を極端に選ぶタイプの映画、かもしれません。

 


ツァイ・ミンリャン監督引退作『郊遊<ピクニック>』予告編 - YouTube

 

しかし都市の風景の中で不気味なほどの静謐さを湛え、ポツンと漂流してるような登場人物たちのえもいわれぬ侘しさに一度魅入られてしまったが最後、ツァイ映画でしか味わえない厳しくも深い感動を体験すべく何度も観てしまう独特の魔法があるんですよね。

 

そういえば西島氏にもまさにツァイ映画に出てくる人たちのような寄る辺ない孤独な雰囲気がありますね。こうゆう佇まいを持った俳優さんが日本のどメジャーな舞台で活躍してるのがとても興味深いし、そしてそのままの個性でどこまで突き抜けられるのか、期待してやまないのですよ。

あと西島秀俊ファンの女性は一度でもいいんでツァイ映画を観ていただきたいな。ミステリアスな彼の内面の一端に触れることができるのでは?と思うのです。

とにかく何はともあれご結婚おめでとうございます!

 

〇お勧めのツァイ・ミンリャン映画

 

愛情萬歳 [DVD]

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 ↑墓の営業をする無口な男がある日高級マンションの空き部屋の鍵を手に入れる。その空き部屋を管理する不動産屋の女、そしてイケメン露天商の男、三者の心は通い合わないまますれ違う…

冷え冷えした描写の中に独特なユーモアを湛えた作品。劇場映画2作目のこの頃からツァイ映画の個性は完全に確立されています。

 

 ↑残念ながら日本語版DVDが発売されてないようですが一応紹介。謎の病気にかかり首の痛みが治らない青年、その父と母のどこかいびつな関係を透徹した視線で切り取っています。たまたまヴィデオで観れたんだけど”父と息子のサウナでの〇〇シーン”なんて衝撃シーンもあったり、とかなりのインパクトでしたね。

 

黒い眼のオペラ [DVD]

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 ↑ツァイ監督の生まれ故郷、マレーシアが舞台。街を放浪する瀕死の男、その男を介抱するインド系の男、そして食堂に働きながらその食堂のオーナー夫人の寝たきりの息子?を介護する女。断片的なイメージが何の説明もなく描かれるのでなかなかストーリーが掴めないのですが段々そんなことどうでもよくなってきます。悠々と流れる映画の時間に浸っていくとあるときハッとするような美しいシーンに心つかまされる、そんな作品。

 


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