10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

凡人の戦い方〜”フロントマンを失ったバンド”フジファブリックの場合

 この歳になるといろんなことで涙もろくなってるんですが、もう今やライブレポを読んでも泣けるようになりました(笑)

 


フジファブリック感謝あふれた武道館公演、志村が歌う「茜色の夕日」も - 音楽ナタリー

 

ファンの方は当然のことながら、また私のようなファンというほどではない人間も知ってる、2009年バンド・フジファブリックを襲ったフロントマン・志村正彦氏の死去、という悲劇。その後、残されたメンバーは音楽活動を続け、ついに先日彼らにとって初になる武道館ワンマン公演を成功させた、というニュース。

 

長年音楽を聴いてる私ですが、現在のフジファブリックのようなメインソングライターでありヴォーカルである中心人物が死去した後、残されたメンバーが新たにメンバーを補充しないままバンドを存続させてる例ってあんまり聞いたことないんです。

 

(私の好きなニュー・オーダーのように前身であるジョイ・ディビジョンのヴォーカリストの死後、バンド名を変えて続けている、というパターンはありますけど)

 

このことは少しでもバンドをやった経験のある人なら、どれだけ困難なことなのかは容易に察しがつくのでは?と思うんですよね。だって普通に考えたら、そこでバンドは終わりですよ。そもそもフジファブリックは志村氏の手がけた強力な楽曲の数々と彼のキャラクターが完全にメインイメージになってたバンドでしたから。

 


フジファブリック 「若者のすべて」 Live at ryogoku kokugikan - YouTube

 

志村正彦全詩集

志村正彦全詩集

 

 

以前からのファンの中には志村氏の作る曲のファンだって人も大勢いるでしょうし。『あぁ雰囲気変わったな』と離れていってしまうかもしれない…しかしそれでも残されたメンバーはバンドを続けることにした、と。その決意には並々ならぬ覚悟があったんじゃなかろうか、と思うんですね。

 

※で、さらに興味深いのが現在のメンバーって全員途中で加入した人たちなんですよね。バンド創設時のオリジナルメンバーが一人も残ってない。バンドにありがちな幼馴染だとか学校の同級生だったとかいう友達関係から始まった仲じゃない、音楽を通じて繋がってるからこその結束の固さ、つうものあるんだな、と。

 


「俺が歌う」と言ったんです フジファブリック 山内総一郎インタビュー | ダ・ヴィンチニュース

 

仮に”バンド続けるよ”と決めたにせよ、そこはプロの世界ですから商業的な問題もあるわけで。本人たちの意思とは別に大人の事情で続けられないこともあるでしょう。そんな中、新体制で3枚ものアルバムを完成させ、初の武道館公演。これはもうメンバーたちの信頼関係、自分たちが作り上げてきた音楽と亡き仲間に対する真摯な愛情、そしてなにより支えていたファンの熱い想いが一体となって実現できたこと。

えぇ、これは泣けますよ、泣くでしょうとも。だってある意味奇跡的な事なんだもん。

なおかつ感動的なのは、その偉業を元々フロントマン志向ではなかった、即ち突出した個性の持ち主ではないメンバー達が成し得た、ということ。そのことを敢えて敬意を込めて”凡人の戦い方”と呼ばさせていただきましたけど、決して揶揄してるわけではないですのであしからず!


しかしまぁこのライブに立ち会った、ずっとこのバンドのファンだった方がちょっと羨ましいな、と。期せずしてこんな数奇な運命をたどってるバンドをリアルタイムで追っかけられてる、ということが、ね。

 


徒然モノクローム - YouTube

 

↑現体制フジファブリックのライブ。正直言うと志村氏のヴォーカルより安心して聴けますね(笑)

 

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  ↑今年9月に発表された彼らの最新アルバム。これからも彼らの旅は続く…

 

 


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