10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

映画『26世紀青年』は少子化の原因を考えさせられる意外といい作品だったよ、というお話

 元フジテレビアナ・長谷川豊氏のブログが話題になってました。

 


はてなブックマーク - 日本の少子化が止まらないのは、若者が子育てよりも自分のことが大好きだから

 

『若者たちが子供を作らないのは子供を持つことによってお金を自分の楽しみに使えなくなるのが嫌だからだろうが!このヘタレが!(←とまでは言ってないが)』という意見。

 

この長谷川氏って、以前フジテレビを辞める際の顛末を暴露したブログ書いてましたね。まぁ今回も彼らしいと言えばらしい”炎上系”で乱暴な主張にも聞こえますが。

 

しかし例えば私の周りのアラフォーに近づいてもまだ趣味に勤しんでる連中とか連日外食や飲みに遊び歩いてる花の独身女性陣を見ると一概に否定はできないな、と。

 

結婚はしてるけど子供は作らない、というカップルもとても多い。確かに不妊などの不可避な理由や収入の面で不安材料があるのは仕方ないにしろ、大半が子供を持つことにより生じる責任を背負う事をどこか避けてる印象。

まだ学生気分抜けてねぇな、こいつら。

などと思ったり。

 

…とか言ってる私自身ですが、いざ自分が子供を作る、と決めるまではかなり悩みました。私なんかが親として育てられるんだろうか…自分の好きなことに時間とお金を今までのように費やせるのか…と。結局うちの場合嫁がどうしても子供を欲しいと主張したので半ば押し切られる形で作ったんですけど。だもんで上から目線で”責任を負いたくない”つう人を批判できるような立場でもないんですが。

 

少子化論―なぜまだ結婚、出産しやすい国にならないのか

少子化論―なぜまだ結婚、出産しやすい国にならないのか

 

 

 …ところでこの長谷川氏の話題から先日観た映画のことを思い出しまして。

 

26世紀青年 [DVD]

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軍の図書館に配属されていたジョーは、ある日軍の極秘任務に指名される。それは優秀な軍人を永久冷凍保存し有事の際に解凍できるか?という実験だった…

 

一人っ子で身寄りもなく、さしたる功績も向上心もない、つまり存在感のないジョーは、この一年にも及ぶ実験に最適だ、と白羽の矢が立つんです。そして女性の治験者も必要ということでストリートの売春婦であるリタが(行きがかり上たまたま)選ばれます。まぁ冒頭からトバしてますな、この映画。

 

しかし実験の首謀者がある事件で逮捕され、この実験自体が忘れ去られる羽目に。そのまま500年の年月が経った頃、彼らは蘇生したのだった…

 

500年後の未来の世界は、片付ける、という発想がないため街中ゴミだらけ。メンテナンスも出来る人もいないのでありとあらゆるものが壊れたまま。アカデミー賞に選ばれた映画は全編裸のお尻が映し出されているだけ、それ観て皆大笑いという”人類総白痴化状態”になったアメリカ、という設定。

 

で、なぜ未来がそんな世の中になったのかという説明がオープニングにされるのですが、これがかなり皮肉が効いてて笑えない。

 

そこそこの収入がある小綺麗な知性派カップルと、いかにも粗野なトレーラーハウスに住んでる低所得・低IQカップル。小綺麗カップルはなんだかんだと理屈をこね、なかなか子供を作ろうとしません。その間に低所得カップルは何も考えずにバンバン子供作っちゃいます。さらにその旦那は外でも浮気して子供を作る、と。

こうした状況が続いたらどうなるか?というと…そうです、知性派は淘汰されバカしかいない世界になるというわけ。

 

えっ!?バカの子供は皆バカのまま?ちょっと不謹慎な設定すぎない?というツッコミは置いといて、いやいやこれコメディーなんだけど結構リアリティーある話じゃ?、と。

 

ビック何某の無計画としか言いようのない子沢山家族の様子が持て囃されたり、馬鹿丁寧にテロップばっかり出てくるテレビのバラエティー番組、等々。我々の現実もこの映画のような”総白痴化”になってはしませんか?

 

ちなみに映画は大統領になったジョーが(ごく平均的な知能のジョーがこの世界では天才として祭り上げられている)

『みんなお尻見て笑ってるだけじゃなくて、誰のお尻なんだろう?なんでお尻から屁がでるんだろう?と考えてみようよ』

と思考することの大切さを説く感動的?なシーンで終わります(笑)

 

読書や映画や音楽やアート、そしてなにより自由をこよなく愛する知性派諸君!君たちがいい歳こいて自分のやりたいことばかり優先して子供を作ることを躊躇したままだといつか生殖能力絶倫な”おバカさん”達に地球が支配されちゃうよ!…という単なるB級コメディーと思ったら意外に考えさせられた映画でしたよ。必見!

 

※いかにも映画秘宝が取り上げそうな映画だな、と思ってたらやはり町山智浩氏が解説してました。興味のある方は聴いてみて。

 


町山智浩が映画『26世紀青年』を語る - YouTube

 


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