10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

思い込み力の使い方を間違えると人生終わっちゃうこともあるよね、というお話

今年世間を騒がせた事件のトップはこの二つですかね。

 


業界に波紋…佐村河内守で注目のゴーストライターは罪になるの? - NAVER まとめ

 


STAP細胞 - 再現できず。小保方氏は退職

 

双方共世間的には注目度が低く、またどこか閉鎖的な雰囲気の”クラシック音楽”と”科学”の世界で起きたこと、というのが非常に興味深い。

 

なおかつ主要キャラの一種マスコミ映えする”濃さ”。このキャラの濃さがあったから幸か不幸かここまで話題になってしまった、という部分もあったんでしょうが。

 

地方から上京した上昇志向でギラギラしてる元・悪役大部屋俳優が、その道ではパッとせず、第二の矢沢を目指し歌手に鞍替えするもここでも目が出ず。

 

我流で作曲家を目指し、持前の押しの強さで強引?に仕事を取ってくるも自身の才能では作品の完成は無理と悟り、つてを頼り作曲が出来、世の中にはあまり知られていない音楽学校教師の男に共作を依頼する。

 

お金にもならない現代音楽というジャンルで活動していた、世間ずれしていない男は、強面の元・悪役俳優の頼みを断りきれずゴーストライターの道に進んでしまう。

 

元・悪役俳優の男は自身の作曲家としてのキャラに箔をつけるべく、クラシック音楽家で唯一知っていたベートベンになぞらえ、”全聾の作曲家”というアイデアを思いつく。

 

元々虚言癖のあった男は自身の作り出した”全聾の作曲家”というペルソナにすっかり入り込んでしまった。そのなりきりっぷりが堂に入ってたこととゴーストライターの作った曲の完成度が思いのほか高かったこともあり、知名度も急上昇。

 

しかしその人気を知ったゴーストライターが罪悪感に怖気づき、ついに世間に真実を公表してしまう…

 

 こうやって書きだすと、映画でもこれだけベタなストーリーはそうそうないよな、と思えますな。

 

これに比べると小保方氏の場合は、そもそも『応用化学の進化に貢献したい』という高潔な目標があった人だけまだ同情の余地がある、かも…いやいや他人の論文からコピペしまくってた時点でアウト、か。

 


【コピペだった】STAP論文筆頭著者理研小保方晴子大学時代の博士論文剽窃画像盗用Twitterまとめ - NAVER まとめ

 

 

ただ自分で考えた嘘を次第に自分でも本当のことだと思い込む、つうのって割とよくあることだと思うんです。”根拠のない自信”ってやつがそうで、そうした勘違いがいい方向に向うと本来の力以上のものが発揮できる場合もあるし。

 

 

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小保方氏のはんぱない思い込み力ってある意味科学者には必要な資質じゃないか、とも思うし、それが別のベクトルに向いていたら、ひょっとして歴史に名を残す方になり得たのかも、とも思うんですけど。まぁ今となったら後の祭りですが。

 

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 個人的には”苦悩する作曲家”という大衆受けしそうなイメージを周到にでっち上げ、大金を稼いでいた佐村河内氏には功名心からくる歪んだ欲望しか感じませんが、小保方氏にはどこか可哀想だな、という気持ちがあるんですよね(騙されてるのか私?)。

それとこの事件のせいで新発見を目指す科学者や機関が小さくなってチャレンジを恐れたり腰が引けちゃったりしなければいいけど、と思うのです。ミスや勘違いの積み重ねからの新たな発見つうのもこの世界ではよくあることだから。