10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

”えげつない写真”を発表する大橋仁氏に時代錯誤を感じる、というお話

先日ツイッターで話題になってた、写真家・大橋仁氏のインタビューにまつわる件。

 


大橋仁インタビュー記事に関する問題、見解まとめ(ざっくりと) - Togetterまとめ

 

写真家・大橋仁氏がインタビューでタイの売春宿で写真撮影禁止と看板が出ているにも関わらずそこで働く女性を無断で写真に収め(『写真に撮られた女性たちはパニックになっていた』と大橋氏談)その後、その写真は美術館に展示された。

 

…という話を嬉々として話していた大橋氏に賛否両論(というかどっちかといえば否が多数)の状況。

https://twitter.com/mittochi/status/547329468587470848

 

画家の会田誠氏も相当賛否両論を巻き起こしそうな”えげつない絵”を描く人ですが、あくまでそれは絵。写真となると肖像権も問題も発生するわけで。


【人物の撮影→公表は”肖像権”侵害になる】 | 企業法務 | 東京・埼玉の理系弁護士

 

会田誠作品集  天才でごめんなさい

会田誠作品集 天才でごめんなさい

 

 

 

またその後、彼が大枚はたいて自主制作した男女300人の絡みを収めた写真集”そこにすわろうとおもう”も議論の俎上に。

 

そこにすわろうとおもう

そこにすわろうとおもう

 

 

 

 

この写真集のことは出版当時話題になってたんだけど、はじめ聞いてとき「そういや似たようなAVあったなぁ」って思いましたわ(そうゆう人結構多いと思う)。

 

多分大橋氏もかつてAVで大人数の絡みの(おバカな)企画があったことなどとうに知っていたでしょう。二番煎じと言われるかもしれん危険性があるにも関わらず、それでも見たい光景があった、と。

 

掘立小屋の中の人や、売春宿に閉じ込められた人が放つエネルギーって、例えば学校で集合写真撮るときに生徒たちが放つそれとは質が違うと思うんです。俺が撮りたいのはもちろん前者。知性とか理性とかのあらゆる人間らしさが吹っ飛んじゃってる"肉だんご"の中に飛び込みたい欲求に駆られたんです。(大橋仁氏談)

 

”これがアートなのか!?”という議論はさておき…今回の件は”美術館でタイの売春婦の写真を本人たちが嫌がってたのを分かってて展示公開した”という話と”300人くんずほぐれつ写真集”の話がごっちゃになってるのが個人的には残念だな、と。

 

 

もちろん”両方とも醜悪にしか感じれないし観たくもない”つう人もいるでしょうが。私的にはやっぱり”タイの売春婦の写真”の方は『そこにエネルギー感じたかどうかは知らんけど嫌がってる人無理やり写してなおかつ公開するのはダメでしょ』と思います、倫理的に(法律的にも、か)。そこに写ってるのは自身が売春婦ということを公にしたくない人(自身の意志で始めた仕事ではない可能性が高い)がほとんどなんだろうし。

 

ただこの大橋氏はその人間を取り巻く”倫理”だの”常識”つうのを壊したい人なんでしょう。こうゆう人に何言ったって無駄ですよ。世間の批判をガソリンにして逆に燃え上がるとこあるから。

 

…でもねひとつ言わせていただくなら『世間の常識を揺さぶる手段が、売春婦や300人の男女の絡み写真って古くないっすか?』

 

なんかそうゆう性的なアンモラルな表現って、それこそAVの世界では出尽くしてると思うんです。そこをアートの文脈でなぞって良くも悪くも話題になる、ってどんだけアートが世間の流れから遅れてるか、の証明になってやしませんか?と。

 

『アートの文脈、とか知るか!俺が見たかったものを撮っただけだ!』と言われればそれまでですが。個人的には同じ”肉だんご”見るんだったら大枚はたいて分厚い写真集買って”人間の深淵”とやらを覗いてる気になるより、しっかり興奮させてくれて、なおかつお手頃価格なAVの方で十分っす、その程度の底の浅い人間ですスンマセン、と思う次第なのです。(←なんつう薄い結論(笑)