10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

大傑作ミステリー小説”チャイルド44”が歓喜の映画化!早く観たい!

嬉しいニュースが飛び込んできました!

 

 

日本では2008年に刊行され、09年の”このミステリーがすごい・海外編”第一位に選ばれたトム・ロブ・スミスのデビュー小説”チャイルド44”。

 

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

 
チャイルド44 下巻 (新潮文庫)

チャイルド44 下巻 (新潮文庫)

 

 

発表直後から大いに話題となり映画化の話も出ていたにも関わらず、なかなか実現した、という情報を聞けないまま早7年。この小説に衝撃を受けその後の”グラーク57”そして”エージェント6”と続く3部作も全て読み終え、秘かに今か今かと待っていた私10年イシウエ…

 

やっと映画が完成したことを知り狂喜乱舞しております(泣)

 

当初あのリドリー・スコット監督が映画化権を取得、当然彼が監督するものと思われていたのですが結局プロデューサーとして関わり、監督はダニエル・エスピノーサ、という方がされたようです。

 

(※ダニエル・エスピノーサが監督した映画。リドリー・スコット直系の骨太アクションを撮る人なんでしょうか↓)

デンジャラス・ラン [DVD]

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全米での公開は4月になる予定、だそうなんで日本では夏頃でしょうか。気が早い、かもしれませんがとにかく今から楽しみで仕方ない!

 

↓※追記(2015.6/5)日本での公開が7/3に決定!震えて待て!

 

child44.gaga.ne.jp

 

 

…さてこの”チャイルド44”、詳しい内容のことはあえて書きません。手抜き、じゃなくてかなり話題になった小説でネット上にもいろんな方のあらずじ解説やら感想が見つけられますんで気になる人はそっちを参考にしてもらったほうがよろしいかと(ってこれが手抜きか)。

 

ただちょっとだけその面白さを語るとすれば、とにかく主人公”レオ・デミドフ”の造型の妙。泣く子も黙るKGBのエリート捜査官である彼はいわばソビエト暗黒時代における国家の犬、仕事に忠誠を誓う彼は通常の小説や映画なら悪役、として描かれる存在であろう。

 

そもそも小説の出だしではレオは国家への反逆を企てている、またはその疑いが少しでもある者を容赦なく逮捕する恐怖の番人として国民から、そして妻であるライーサからも恐れられ(そして軽蔑)されるほどの人間。

 

そんな人間がとある時代をまたいだ少年少女連続殺人事件に関係したことにより、自身の今までの生き方、そして人を人とも思わないスターリン体制下のソビエトのあり方に疑問を抱きはじめ、しまいには事件の真相を決死の覚悟で突き詰めていく中で人間として”再生”していく過程を実に丹念に描いているんです。

 

いわゆる『犯人は誰だ?』というミステリーとしても面白さもさることながら、やはりこの小説の醍醐味はこの”人として大切なことはなにか?”という大きなテーマに正面きってトライしてるところ。そしてその挑戦は我々読む者の心を大きく揺さぶるのですよ。

 


Child 44 Official Trailer #1 (2015) - Tom Hardy ...

 

予告編を観るかぎりわざわざ役者にロシア語訛りの英語を使わせてたり、とこだわりを感じさせて期待できますな。あとこの映画の成功如何により、後の3部作が映画化されるのが決まるのでは?と思うんでここは是非ともヒットして頂きたい!と切に願う私なのです。

 

 

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

 
グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)

 

 (↑”チャイルド44”から3年経った、という設定。シベリアの強制収容所やハンガリー動乱を舞台としたスケール感とアクションがよりパワーアップした印象。最初読んだときは無理やりスケール広げてないか?とも思いましたが。映画化には向いてると思う)

 

 

エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)

エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)

 
エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫)

エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫)

 

 (↑そして”レオ・デミドフ三部作”の最終話。老年に近づき一市民として静かに暮らすレオが家族の為、自身の誇りの為に再び戦う!今回は妻ライーサとの切ない出会い、も描かれていてレオの純情にちょっと胸キュンものです(笑)

 

 

TRANSIT(トランジット)27号  美しきロシアとバルト3国 (講談社 Mook(J))

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ロシア闇と魂の国家 (文春新書 623)

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