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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

日本ロックシーンの宝”イースタン・ユース”からまさかのベース二宮氏脱退!について

邦楽

私10年イシウエにとって、とてつもなくショックなニュースが流れてきました。

 

1988年、札幌で結成。その後拠点を東京に移してさらに精力的に活動。今や日本が誇るパンクロックバンドとして不動の地位を築いた3ピース、イースタン・ユースから23年に渡りベースを務めた二宮友和氏が脱退する、とのこと。いやぁ正直いえば『なんで今更…』という感じなんですが。

 

 さて、私が彼らの音楽を真剣に聴き始めたのは95年に発表されたこのアルバムから↓

 

口笛、夜更けに響く

口笛、夜更けに響く

 

 

元々好きだったエレファントカシマシを彷彿とさせる、孤独感と寂寞感を滲ませる、これまた私の大好きな作家・坂口安吾に通じる男臭くも繊細な文学的な歌詞。激しさと静けさを自在にコントロールする圧巻なバンドサウンド、そしてヴォーカル・吉野寿氏の激烈なシャウトにとにかく衝撃を受けましてね。

 

風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇 (岩波文庫)

風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇 (岩波文庫)

 

 

 

で、その後に発表された”旅路ニ季節ガ燃エ落チル”で完全に彼らにノックアウトされました。

 

旅路ニ季節ガ燃エ落チル

旅路ニ季節ガ燃エ落チル

 

 


青すぎる空 - YouTube

 

以来ずっとその動向をチェックしている、とにかく大袈裟でなく人生に1,2を争うくらい大好きなバンドなのであります。

 

また実は、かの山下達郎氏が『新譜が出たら即買いに行く』と公言してるほどその音楽性が高く評価されているのです。


ブロスに山下達郎×大根仁対談「イースタンは発売日に買う」 - 音楽ナタリー

 

最初聞いたときはビックリしたけど、頑なに己の信じた音楽道を突き進む姿は共通するものがあるかもしれませんね。

 

そういや去年地元で彼らのライブに参戦してました。汗水まき散らし唾飛ばしながら血反吐吐きそうな勢いで演奏する姿はまさに”かっこいいことはなんてカッコ悪いんだろう”ならぬ”カッコ悪いことはなんてかっこいいんだろう”って感じで、その無様さ、必死さがこのうえなく魅力的。普通のバンドとは全然違うベクトルで輝くことができる、唯一無比な人たちなんですわ。

 

かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう

かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう

 

 

彼らは一般的には”パンク”と呼ばれるジャンルで語られることが多いんだけど、その音楽性はアメリカの現在進行形のオルタナティブなロックシーンの影響を絶えず貪欲に吸収し一言では説明できないくらい非常に複雑で独創的。3ピースバンド、として制約がある中であらゆる方向性に挑戦している稀有な人たちなのです。特に今回脱退を表明した二宮氏がメンバーの中でも新しい音楽に対する臭覚が鋭い人だっただけにこの穴を埋めるのは相当たいへんなのではないか?と思うのです。

 

UEN

UEN

 

( ↑二宮氏がリーダーだった、2013年に解散したこれまた3ピースバンド”ひょうたん”。イースタンユースと共通するものもありながら、さらにプログレシブというか捩じれた音楽性がクセになる)

 

もちろんこれで解散、というわけではないようですが、特に彼らの場合あの三人でなければ…という一体感がとても大きかったし、また彼らの自主レーベルである”裸足の音楽社の運営にも深く関わってた二宮氏の脱退によりこれからどうするのか?かなり心配ではあります。しかしこのバンド最大のピンチともいえる状況に対し、どうゆうリアクションを取るのか?ここで踏みとどまるほどやわな人たちではない、と固く信じておりますよ、ハイ。

 

人生で辛い時、どうしようもなく哀しい時、彼らの唄がいつも傍らにありました。いつも励まされてきました。こんな気持ちにさせてくれるバンドは今後私の前には現れないと思ってます。『これで終わりだと思うなよ』という吉野氏のいつものように精一杯いきり立った啖呵が聞こえてきそうです。何度もどん底から這い上がったバンド、イースタンユースの新しい門出に期待しつつ新譜を聴いてみようと思っております。

 

ボトムオブザワールド

ボトムオブザワールド

↑”世界の底”から常に叫んできたイースタンユース最新作。 

 


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