10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

驚愕!伝説のポストパンクバンド”ポップ・グループ”のアルバムが出るよ!!

この間の日曜に放送された”しくじり先生 ゴールデン ダメ家族改善スペシャル”、元々この番組の大ファンだったんで大いに楽しませてもらったんですが、尾木ママ先生の授業の時こんなやりとりがあったんですよ。

 

”自身の子供の育て方をしくじった”というテーマで数々のエピソードを話す尾木ママ、その中で次女が高校に入学して半年で3回も学校から呼び出された、という話題があったんです。

 

”中身がほんとに泡かどうか確かめるため”消火器を廊下にぶちまける、中庭で花火をあげたことを問いただされて悪びれず『ここで花火があがったら綺麗だと思わない?』と言い返した、そして教室のドアに黒板消しを挟むという定番のいたずらに、なおかつクラッカーまで仕込んでた、という普通じゃ思いつかないその可愛くもアナーキーな発想に思わず出演者であるハライチの澤部氏が半ば感心したように

 

『(次女は)パンクだなぁ…』

 

って言ったんですよね。

 

で、それ観てた時思ったんです、『この”パンク”って言葉の意味、テレビ観ている人たちに通じるのかなぁ』って。

 

まぁロックが好きでロックの歴史もある程度通じてる人間なら”パンク”といえば、1970年代中盤から特にイギリスを中心に音楽はもとより当時の若者文化全般に爆発的な影響を与えたムーブメントの名称、アルファベットで書くと”PUNK”であることは即座に理解できるわけなんですが、今のテレビの主たる視聴者たちには”パンク”とか言われてもなんのことやら…という感じかもしれない、なんて思ったんですけどね、どうなんでしょう?

 

ハライチ澤部氏は、突飛かつ自由なアイデアで普通人の数歩先を行く次女さんの行動力とうちに秘めた反抗精神に対して『パンクだなぁ』と表現したと思うんだけど、その言葉の由来はゆうても40年近く昔の出来事ですから。(と澤部氏のことを調べていたら、彼その容姿からは想像しにくいけどロックフェス巡りが趣味、だそう。どうりで)

 

パンク・ロック/ハードコア史

パンク・ロック/ハードコア史

 
パンク・ロック/ハードコアの名盤100

パンク・ロック/ハードコアの名盤100

 

 

 

さて、その70年代から80年代初頭に世界中の若者を夢中にしたパンクロックムーブメントは、それは多種多様な音楽表現とバンドを世に放った刺激的な時代でありました。ただ多くのバンドはそれまでの常識や既成概念を打ち破る、いかに突飛でオリジナルであるか、を競っていたとこがあった故に、そうしたアイデアが枯渇するのが早いのは避けられないことで、活動期間が短命に終わるパターンが多かったのです。

 

 ここ数年パンクに影響を受けた若いミュージシャンたちが活躍してることもあって、その頃のバンドが再び評価されたりして再結成する、ということが多いんですよ。まぁそのほとんどが金目当てだろ、って感じなんですが。

なかには『えっ!?このバンドも?』って感じでもういい加減食傷気味なとこもあるんですけど、いやぁ今回のこのバンドの再結成、そしてアルバム発表のニュースには心底ビックリしましたね。

 

 

あの”ポップ・グループ”が再結成!?マジで!

 

私は彼らのセカンドアルバムを中学の頃聴いて、そりゃもうビックリした思い出がありまして。

 

 

ハウ・マッチ・ロンガー

ハウ・マッチ・ロンガー

 

 

ひしゃげたカエルのようなヴォーカル、やたらベースが強調された神経症的なギクシャクしたビート、ほとんどノイズにしか聴こえないギター…英語なんでなにを唄ってるのか分からないけど、まさに鈍器で殴りかかられるような、とにかく異様な迫力。

 

後に彼らはジャマイカを発祥としたレゲエ、そのレゲエをより先鋭化したダブ、またファンカデリックなどのファンク、果てはフリージャズや現代音楽にも影響を受け、加えて歌詞も政治的なアジテーションに満ちた強烈なものだ、というのがわかるんですが、最初聴いたときは川べりでいかがわしい雑誌を拾った時のような(?)、アンダーグラウンドな世界を覗き見たような感じに、田舎の新聞配達人の息子としてのほほーんと暮らしていた私はもうただただ圧倒されましたね。

 


Pop Group - Forces of oppression - YouTube

 

そしてそれはその頃知ってた元祖”パンクバンド”とも言えるセックス・ピストルズやクラッシュを旧来のロックンロールのヘタクソ版としか思えず、あまり興味が持てなかった私としては、これぞ既成概念を打ち壊す真の”パンク”なんだと大いに感動したもんです。

 


セックス・ピストルズ TV初出演 - YouTube

 


The Clash - I Fought The Law - YouTube

 

 

 いうなればこの皮肉めいたバンド名を持つポップグループとの出会いを契機に、パンクから派生した”ポストパンク”のバンドたちがクリエイトした、個性的かつヘンテコな音楽を探していくことに無上の楽しさを見出した、といっても過言ではないのですよ。

 

しかし35年ぶりって!人間ならもう中年になってるよ?で、なおかつちゃんとオリジナルメンバーで再結成してる、つうのにも驚いたわ。イメージ的にもお金のために、といった日和った理由じゃ絶対再結成しない人たちだと思ってたし。長く生きてるといろんなことあるよなぁマジで。

 

 

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Rough Trade Shop: Post Punk

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(↑イギリスのレコードショップ兼名門インディーレーベル・ラフトレードが編纂した7.80年代のポストパンクバンドと、それに影響を受けた最近のバンドをあつめた二枚組CD。この手の音が好き&興味がある、という人ならこの一枚持ってればいいのでは?つうくらい上手くまとまってる作品)