10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

絵本”いのちをいただく”を読んで

先日、娘と本屋に行きました。絵本売場に置いてるおもちゃで遊んでいる娘の隣で陳列されてる本をなにげなく眺めていたら、こんな本を見つけまして。

 

絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日 (講談社の創作絵本)

絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日 (講談社の創作絵本)

  • 作者: 内田美智子,魚戸おさむとゆかいななかまたち,坂本義喜
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/12/03
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 2014年の”コドモエ絵本大賞”の第二位、だったとのこと。どれどれ、と覗いてみたら非常に興味深い内容だったので思わず買ってしまったのでした。

 

お話は、食肉センターで働く”坂本さん”という男性とその息子さん”しのぶくん”、そして食肉センターに訪れた肉牛業を営む家の女の子”みいちゃん”、という3人が主軸になって語られます。詳しい内容はあえて伏せておきます、是非手に取って読んでいただきたい。

 

絵本の原案は現役の食肉解体作業員である坂本義喜、という方の実体験を元にしています。現場で日々仕事として”命を解く(解体する)”作業に従事しながらも、どこか割り切れない、やるせない想いを抱いている坂本氏の偽らざる本心が反映されています。

 

しかし驚いたのは、”絵本”という体裁を装いつつかなりデリケートな話題を正面切って語っている、という点。そう、『人間が他の動物を食べるということ』について。

 

 

世界屠畜紀行

世界屠畜紀行

 

 

 

 

…ところでこの絵本の舞台は実は私が現在暮らしている地元でして、ここで描かれてる食肉センターには4.5年前まで仕事の関係でよく訪れていました。なので背景が手に取るように分かるのです。

 

そういえば何年か前、私の友人が親元を離れこのセンターの近くに引っ越す話を親にしたとき『なんであんなとこに…』と怪訝な顔をされた、という話を聞いたことがあったのを思い出しました。

 

それを聞いたとき「あぁやっぱり今もこういった差別意識が人々の間にはあるのだなぁ」と思った記憶があります。

 

 

今でこそこうゆう意識は薄れてきたほうかもしれませんが全くなくなったわけではないのでしょう。長い間、こうした人々の好奇の目にさらされ、また”生きものを殺生する”ということに対するどうにも後ろめたい気持ちとも戦わなくてはいけない、ということの重さをこの絵本を読んで改めて考えてしまうのでした。

 

 

牛を屠る 双葉文庫

牛を屠る 双葉文庫

 
うちは精肉店

うちは精肉店

 

 

 

 しかしそれと共にこの絵本で語られるのは『我々に食べられるために殺されたいのちを粗末にするな』という、飽食の時代、と言われテレビでは無駄に食物を食い散らかすバカげた競争が面白がられる、そんな風潮に疑問を投げかける、とてつもなく真っ当なメッセージ。この絵本を読む子供たちには是非このことを真剣に考えて食と向き合って欲しいな、と思いました。

 

(で早速家に帰り娘にこの絵本を見せたら『学校で読んだ』とのこと。なんでも原案者の坂本氏が講演に来たそうな)

 

 

…ただ私的にどうにも引っかかったのは『はたして”食肉”が人間の生活において必ずしも必要なことなのか?』

という疑問。もともと日本人は牛肉は食べてなかったそうだし。もちろんその業界で日々の糧を得ている方々もいるわけですけど…

 


「健康のためには、お肉もしっかり食べなきゃ」というのは科学的根拠のない迷信です - 分裂勘違い君劇場

 

わたしが肉食をやめた理由 (いのちと環境ライブラリー)

わたしが肉食をやめた理由 (いのちと環境ライブラリー)

 

 

 

(↓ブリティッシュロック界随一のベジタリアン、モリッシーが在籍してたバンド、ザ・スミスのその名もずばり”食肉は殺人だ”)※

ミート・イズ・マーダー(紙ジャケット仕様)

ミート・イズ・マーダー(紙ジャケット仕様)

 

 

 


日記・雑談 ブログランキングへ