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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

”ファミコン世代”は個人戦世代なのか!?

昨年ネットやツイッターなどで盛り上がり、異例のヒットとなった映画『劇場版テレクラキャノンボール2013』。元々カンパニー松尾氏の作る、まぁ濃厚なAVのファンだった私からすると、まさかあのおバカ企画のキャノンボールが映画館で上映され、なおかつヒットしたなんて冗談にしか思えなかったんですけど。まぁ時代は変わった、といいますかなんというか…

 

ところで先日この映画に関するカン松氏と音楽評論家・湯川れい子氏との対談が話題になってました。

 


カンパニー松尾/湯山玲子 女性たちは、「テレキャノ」にどうして怒らないの?<対談 「劇場版 テレクラキャノンボール2013」が教えてくれる男と女とその時代> - 幻冬舎plus

 

まぁ確かに『テレクラ・出会い系サイト・ナンパを駆使して、その土地の女の子をゲットし、どこまでエッチな事ができたか?歳は若いかどうか?何もつけずにナニできたら、等々を細かく点数制にして順位を競う』という書いてる私もどうかと思うくらいだからして、そのエゲツナイ内容に眉をひそめる女性がいても仕方ないわけですが。

 

ところでこの映画が面白い、と思った人って”傍から見るとくだらないとしか思えないようなことに一喜一憂している男ってば可愛い☆!”って感じなんでしょうか?ちなみに私はこういった”いい歳した男共の乱痴気騒ぎ”つうのにどうも入り込めない、醒めた目で見てる奴、なのでカン松氏の普段のお仕事のヴィデオほどには楽しめなかったんですよねぇ。(とはいえ、時折くだらないことに真剣に取り組む彼らの姿にグッときたのは間違いないんだが)

 

 

…さて今回書きたいのは映画のこと、というよりカン松氏と湯川氏の対談の中で気になった言葉があったことについて。

 

松尾『テレキャノ』に出演するAV監督の年齢の幅が広くて、僕らより10歳下の(タートル)今田くんや(ビーバップ)みのるくんたちからファミコン世代になるんです。そこには明らかに違いがありますね。僕らは下手な子をまぜてなんとか遊んできたけれど、彼らは一人ひとりが最高点だけを争う個人戦。最高点がでなければリセットして、そのゲームはなかったことにしてしまう。俺に言わせるとそれは成果主義で個人主義。自分が最高点を出さない限り、5人でゲームをしていても満たされない。でも、僕らは自分が活躍できなくても、「下手くそなあいつが初めてヒット打てたし面白かったよね」という遊び方。こいつらは仕事では、「俺がやりました!」と自分の手柄を堂々とアピる世代。優秀なふりがうまいんです。

 

今年43歳になる私はまさにこの”ファミコン世代”ですので、上の世代の人からのこんな指摘にはついつい反応してしまったんですよ。

 

ファミコン世代が”個人主義”だというのは私自身なんとなく思い当たる節があるんですよね。まず我々世代は年上に対して強烈な対抗意識が強い。また同年代の連中との結束力つうもの他の世代の人に比べて薄いような気がするんです。なんでそう思うか?というと、こうゆう思い出がありまして。

 

20代の頃よくライブハウスに行ってたんですが、その頃って年上のバンドマンと仲良くするなんてまずありえなかったし、その前に同年代のバンド同士でもけん制し合ってた、というか少なくとも和やかに楽しもうぜ!という雰囲気ではなかったですよ。

 

しかし今のライブハウスは健全、というか以前のキリキリした緊張感はなくなったな、と思う事多しでして。若い子たちがバンド同士で和気あいあいやってるのを見ると不思議な気持ちになってましてね。若干羨望の思いもありつつ、ですけども。

 

我々世代のある意味代表格、といえる堀江貴文氏なんかは文字通り個人主義的・一匹狼な雰囲気をプンプン漂わせていますよね。上の世代にはガンガン物申す、同世代は皆ライバル、下の世代はとにかく認めねぇ。んで自分の手柄を堂々とアピる』←まさにこれ。

 

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あとアイドルグループだとSMAPは後輩の嵐や関ジャニに比べると和気あいあい感がない、というかそれぞれがバラバラに主張してる雰囲気がないですか?

 

 

そうした気質は”団塊ジュニア”として大人数の中、同世代との競争を余儀なくされたことも一因ではあるんでしょうけど、今の20~30代前半の若い方々と根本的に違うのは、我々世代は他世代と敵対関係になってもどうにかなる、という余裕があったと思うんですよね。

 

人口比率も少ない、年長世代はなかなか引退しない、そしてなにより物心ついた頃から不況だった中で育った現在の若年層はへたに上の世代にかみついたり、同世代間でいがみ合っても得することなんてない、とある意味達観してるんじゃなかろうか?と。日本中が”なんとかなるだろう”的なイケイケな雰囲気だった頃に幼少~青年期だった我々ファミコン世代は、まだ根拠のない強気でいられた最後の世代なのかもしれない。

 

若者はなぜ怒らなくなったのか―団塊と団塊ジュニアの溝 (中公新書ラクレ)

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でもそうした態度はどうやら平成生まれの下の世代からは鬱陶しがられ、かつ年長世代からもなにかと反発を食らう。そう、ライブドア時代の堀江氏のように。

 


ファミコン世代が日本の大衆文化をダメにしている - ボンK日報

 

 


【老害】若者の夢離れ「ホリエモンの有罪判決、収監が影響」と森永氏 | 軍荼利

 

 

 

そしてそんな私たちファミコン世代も今やれっきとした中年に突入してるわけでして。子育て・未婚・親の介護など様々な人生のリアルな苦労に直面する、まさに『勝ち目のないゲーム、だけどそう簡単にリセットできない』というジレンマとの戦いにどう立ち向かうか?…私自身答えの出ない日々なのです。(テレキャノの話題からこんな結論になるとは(笑)…)

 

貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!? (PHP新書)

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