10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

マーティン・スコセッシ監督『沈黙』がいよいよ公開間近!!

いよいよマーティン・スコセッシ監督の最新作『沈黙』の全容が報道されましたね。今年の1月から撮影が開始された、とのことなんで完成は年末か、来年始めくらいかな?

 

 

沈黙 (新潮文庫)

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やっぱり驚いたのは窪塚洋介氏の起用。これ言っちゃうと失礼かもしれないけど、今の日本の映画界では彼の存在感って若干薄くないか…つうか共演してる加瀬亮氏のほうが主役級で登場することは多い役者さんだよな…とは思いましたけども。しかしそこは偏見のない、アメリカの映画人であるスコセッシ監督の御眼鏡に叶ったというビックチャンスを得た、彼の今後の再ブレイクを大いに期待したいですね。

 

あと、気になったのは『鉄男』などの映画監督で有名な塚本晋也氏が役者として参加してる、ということ。そういやスコセッシ自身も黒澤明監督の『夢』にゴッホ役で出てましたね。こうゆう人選もなかなか意外で面白そうです。

 

 

塚本晋也読本 SUPER REMIX VERSION

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夢 [DVD]

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 さて、遠藤周作氏の不朽の名作である『沈黙』をスコセッシ監督が映画化する、という噂は相当前から聞いていたのです。なんでも様々な理由であんまり撮影を延期していたもんだから、製作会社から監督が提訴されたりもしたみたいですけど。

 

www.christiantoday.co.jp

 

 

長年スコセッシファンの私としては、若かりし頃は牧師を目指していた、という監督が88年の『最後の誘惑』以来、再びがっぷり四つでキリスト教についての映画を撮る、ということに興奮を隠しきれないのです。

 

ところでイギリスの映画監督、ダニー・ボイルも元々は牧師になりたかった人、だそうで、それについて先日読んだブレイディみかこ著”ザ・レフト UK左翼セレブ列伝”にこう書かれていたんですね。

 

カソリック教会における神父の説教は、「こうしなさい、ああしなさい」と他人に何事か言いつけるものではない。聖書の一説を紐解きながら、それが現代社会に置き換えるとどうゆう例になるのかという具体的な例をあげつつ、「その意味を、私たちもゆっくり考えてみましょう」みたいな形で聞き手に投げかけるやり方で終わる。まさに、その展開は映画に似ていると言えるだろう。

 

 そういやデカプリオ君の熱演が話題になった、前作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の主人公・ジョーダンの描き方などまさに”モラルのない人間がどうなるか?”というキリスト教的問いかけの過激な現代版だった、ともいえるわけだし、もっと言えば初期の傑作『タクシー・ドライバー』も私には”もし、現代のニューヨークにキリストが現れたら?こんな男ではないのか?”というお話にも見えてくるんですよね。

 

 

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いやぁしかし今回の『沈黙』映画化は、舞台である島原が近いこともあり、ほんとに期待していたのです(なぜ撮影を台湾でやってるんだろう…と思ってたら、アン・ リーが”ライフ・オブ・パイ”で使った巨大スタジオがあったから、らしい。チクショ!九州で撮影してくれたなら絶対見学に行ったのに!)。日本人には心苦しい”負の歴史”であるキリスト教弾圧のお話ですが、一体どうゆう風な作品に仕上がっているのか、今から楽しみでありますな!

 

 

潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆 (講談社選書メチエ)

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※出演者である塚本晋也監督の最新作、大岡昇平原作の映画化『野火』もメチャメチャ気になる!

 

www.cinra.net

 

 

↓※(2017.1/22更新)劇場公開された『沈黙 サイレンス』を観に行ったよ、という記事です。

10nen-ishiue.hatenablog.com

 


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