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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

”オリーブおばさん”な嫁の無謀すぎる挑戦!?

今日は身内のちょっとお恥ずかしいお話を。

 

私の嫁は”オリーブおばさん”です。オリーブおばさんとは『物心ついた頃、雑誌”オリーブ”に多大な影響を受け、かついい歳になった今でも引きずってる女性』のことね。

 

オリーブの罠 (講談社現代新書)

オリーブの罠 (講談社現代新書)

 

 

うちの嫁、3,4年前から自作の曲をピアノ伴奏でこつこつ宅録していまして。曲数がある程度たまってきたので「アルバムを作る」と言い出しました。

 

「ふ~ん、どうぞ」と聞き流していた私。その後嫁はほぼすべて一人で録音し、そのデータをCDプレス会社に送ったり、ジャケットの絵を知り合いの画家さんに頼んだり、歌詞カードを製作したり、と精力的に行動しておりました。

 

しばらくして家にダンボール箱が送られてきました。嫁の自作曲が収録された完全自主制作アルバム100枚分でした。『ん?ところでこれ一体作るのにいくらかかったんだろう…』と今更気になったので嫁に聞くと「えっと、どんくらいだったっけ?…」となかなか詳細を話しません。

 

素人が作るにしては、あまりに本格的な出来だったのでさらにしつこく追及すると、「実は20…いや30万くらいかな…」と白状しだしたではありませんか!?

 

「ふぇっ!?年に1.2度くらいしかライブしないし、ましてやライブやってほしいなんてオファーもほとんどないお前がなんでそんなに大枚はたいてCDとか作ってるわけ?つうかそれ、どうやって全部売るつもりなの?」と半ば呆れ気味に聞くと、「私、もうこんな田舎の小さい音楽サークルの仲間内で売ろうと思ってないし。海外で売るつもりだかんね!」と何の根拠もあてもない突拍子もないことを言い出す始末。

 あの…うちの家計の余裕のなさ、あんたも知ってるよね…


サウンドクラウドやユーチューブなどを使って世界に発信し、アマチュアミュージシャンでも登録すればデータをダウンロード販売できるサイトを使う、という彼女なりの壮大な計画があるそうで。いやぁ正直聞きながら頭抱えました。大丈夫かこいつ…と。

 

だいたい身近な人にすらあまり聴かれてないのに、大した宣伝ツールも持ってないあなたのCDがいきなり海外で売れますかねぇ…と正論を唱えても『なぜあなたはそうやっていつも可能性を否定するわけ?やってみなきゃわからないでしょ』と聞く耳持ちません。どうしたらいいでしょうか?…とまるでヤフー知恵袋みたいになってきましたが(苦笑)。

 

”何者かになれるかもしれない自分”という禁断の果実のようなアイデアをうら若きガールズたちに焚き付けていた(?)雑誌オリーブ。思えばアイドルになりたがる女の子が氾濫している現在と比べるとオリーブが全盛だった80~90年初頭の女の子は”自立”した”表現者”になりたがっていたのかもしれない。

 

しかしそうした”ハイセンスな生き方”への憧れも歳をとるにつれ、泥臭い日々の雑事に追われ、また自分自身の才能の有無に気づかざるを得ない年頃になり次第に色褪せてくる…はずなのですが、私の嫁は頑なにそうしたガーリーな感受性を手放してなかったようで。こじらせるとこんなことになってしまうのね…

 

その変わらなさにはまぁ正直呆れもするんですが、私自身、バンドやってたんでどこか彼女の気持ちが分からんでもないんですよ。『あぁそこまでして自分の中のクリエイティビティーを形にしたかったのか…なら仕方ないか』と。

 

でも『二枚目のアルバムを作りたい』とか言い出したら今度こそぶっ飛ばしますけどね。少なくとも何年かかるかわからんが、今残ってるCDの在庫を全部売りつくしてからにしてくれ、とは思いますけど。はぁ~(ため息)。

 

※以前書いた”嫁シリーズ”のエントリーです。↓

 

10nen-ishiue.hatenablog.com

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