10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

なぜ”諦めきれない人”を攻撃するのか?

今回のタイトルは私自身に向けて言いたいことでもあるんですが。

 

前回のエントリー、”オリーブおばさん”な嫁の無謀すぎる挑戦!? - 10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~にも書きましたが、嫁(40)が最近CDを自主制作したのです。

 

彼女は自分の作った音源を売り、それで生活したいという壮大な夢をまだ抱いてるみたいで、それが私から見ると腹立たしくて仕方ないんです。

 

でもなぜ腹が立ってしまうのか?CD製作に結構な金額をかけていたことが分かったから?確かにそれも大きな要因ではあります。しかしなによりも

 

『お前、まだ”何者”かになれると思ってるのかよ?いい加減諦めろや!』

 

 

何者

何者

 

 

 

…って思ってしまう。それは結局”何者かになれなかった後の人生を生きている”私にとってみると、煮え切らない、どっちつかずの、ぬるま湯のような、モラトリアムをいつまでも引き伸ばしてるだけの、みっともない大人にしか見えないのです。

 

自分が心底好きな音楽や映画などに関連した、いわゆるクリエイティブな職業につきたい…やりたいことを仕事にしたい…そして誰かに一目置かれたい…私も若かりし頃はそうした夢を抱いてました。結局、才能と思い込みの強さと運が足りずに今に至るわけですけど、そうした挫折や諦めを経た人間って、同じように夢を追いかける者に対して応援する気持ちよりも”同族嫌悪”的な感情を抱く場合もあるんですよね、すくなくとも私は後者。『まだやってんのか?』と。

 

先日、俳優・大泉洋氏のインタビューを読んでたら、こんなことを言ってたんですよ。

 

www.oricon.co.jp

 

「よく考えると、私らの頃は『将来を決めないこと』に対して追い風だった時代だったのかもしれないですね。不況で就職先も見つからない、だったら好きなことをやってもいいんじゃないっていう空気がありました」 

 

1973年生まれの大泉氏とはほぼ同世代なので、よく分かります。我々が10代後半から20代にかけての”まだ夢を見てもよかった”頃は、フリーターが”新しい生き方”なんて持ち上げられてたり、『もしかしてこの不況はいずれ短期間で終わるかも』という楽観的な雰囲気が世間に漂ってたんですよね。(あと、サブカルチャーの市場も今なんかより大きかったですから、その手の仕事にありつくチャンスもずっとあったでしょうし)。

 

で、そうした気分を40代になっても引きずってる人って結構多いような気がする。実際問題、今の若い人の方がよっぽどシビアだと思うしね。

 

 

…しかし冷静になって考えると、いい歳して尚、何者かになるために行動している人に対して、上から目線で辞めろだの諦めろだの、偉そうに御託を述べる権利なんて本来誰にもないんですよ。だってそれって本人の問題なんだもん…わかってる、わかってるんだけど、やっぱり腹が立つ。

 

結局、そうした”諦めきれない人”を間近で見ることで、反対に”諦めてしまった”自分の不甲斐なさ、惨めさ、そして残ってしまった悔いを否でも応でも思い出してしまうのが嫌なんだ、と思うのよ我ながら。だから嫁にキツイことを言ってしまうのよね…といつになく反省する私、なのです(でも明日には忘れてしまい、また文句を言ってると思う、きっと(苦笑)。

 

 

アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~(初回生産限定盤) [DVD]

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(↑仕事をしながら売れないヘヴィーメタルバンド”アンヴィル”を続ける、いい歳こいたメンバー二人を追った傑作ドキュメンタリー。『まだやってんのか』という外野の声にもめげずにいたら、もしかして報われるときがくるかも…という現代のおとぎ話)

 

 


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