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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

わが街の繁華街に”サブカル”の敗北を見た

昨夜、久しぶりに繁華街に一人で繰り出したのです。

 

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私はお酒をほとんど飲めないので、顔なじみのお店とかを知ってるわけでもなく。ただ久しぶりに独りでブラリと本屋さんをうろついて、なにか面白そうな本でも買おうか、と思ったのです。健全なもんです。

 

家族がいるとなかなか私だけ、といった単独行動がとりづらいもんでして(『子供の世話を押し付けて』などと嫁に言われそうなんで)。この日も考えてみたら2か月ぶりくらいに夜のアーケード街へ繰り出したのだった。

 

久しぶりに外出すると、あぁここにあったレストラン、なくなってるなぁ…あっ!?あの店も!…といった具合でいたるところに掲げられている”空き室・入居可”の看板が目について、なんとも一抹の寂しさを感じます。シャッター街、なんて言葉は他の土地のお話だと思ってたんですか、わが街にもヒタヒタと忍び寄ってるのかもしれない。

 

商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)

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そういえば、たまに行ってたレコードショップにも空き室の看板が。ここはオーナーの趣味全開のセレクトがマニアすぎてついて行けず、結局10回も行かなかったなぁ…しかしこうしたお店がまた一つ見慣れた風景から消えていくと、地方都市における”サブカル人種”の敗北をひしと感じるのです。

 

 

サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法

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”サブカル”って言ってもその定義が分かりづらいかもしれませんね。私がこの言葉に込めてるのは要するに”反主流”、大多数の人たちが好んでる文化とは相容れないものを愛してしまうこと。ちなみに2015年の現在においては漫画・アニメ・アイドルを好む人たちは”サブカル”とは言わない。だってこのニュースを読んだら、かつて”オタク”と揶揄されていた彼らは今や十分多数派にのし上がっているんですから↓

 

www.asagei.com

 

『海街diary』といえばカンヌ、カンヌという言葉に激しく反応するのは私のようなガチな映画ファンであり、多分一般の人はそんなフランスのリゾート地の名前を聞いても”ふ~ん”てなもんでしょうし(どうよ?)。『海街…』が興行的に善戦しているのは主演女優のきらびやかさに由ってる部分が大半で、原作が吉田秋生だとか監督が是枝裕和だから、つう”サブカル”的な見方をしてる人は実際のとこあまりいないはず。

 

あぁ寂しいね哀しいよ。昔話するようでなんですけど例えば90年代初頭、日本の音楽シーンに”渋谷系”の嵐が吹き荒れた頃、海外からはオルタネイティブロックだのブリット・ポップだのテクノだのハウスだの、といったムーブメントが押し寄せていた、そうしたサブカルの熱は確実に時代を映す鏡だったし、経済的にも巨大なマーケットだった。しかし今やそうしたものは傍らに押しやられ、ほんの一握りの好きものに支えられてるだけ、のような気がしてしょうがない。そう、わが街のアーケード街の風景のような”風前の灯”。

 

なんとなくアニメやゲームファンの多そうな印象の”はてな”でこんなこと書くのはなんだけど、私がそうしたファンの人とはちょっと相容れないなぁ、と感じるのは、この手に人たちって興味の範囲がその界隈で止まっちゃってる感じがするから。ロックや映画ファンって結構深掘りする、というか、好きになったアーティストが影響を受けたものを辿っていくのがまた好きだったりして、興味が他ジャンルに拡散する傾向があるんですけど、いわゆる”オタク”の方々っていうなれば”閉じちゃってる”ように見受けられるんですが、どうでしょ?偏見?

 

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

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あれ?なんでこんな話になったのかしら…そうだ、昨日街歩きしてたとき空き物件の多さと共にアニメ関連のお店が結構なデカさで進出していたのが、なんかサブカル人種的には歯がゆく感じたからね、ちょっと嫌味の一つも言いたくなったんです。本屋さんでも漫画コーナーには夜中でも人だかりができてたしね。あぁこのままますますサブカルはその居場所を失っていくのかなぁ…とサブカルに人生狂わされたオジサンはちょっと寂しくなったの、そう、それだけなの。