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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

人生を少しだけ明るくする!お勧めコメディー映画

推薦盤 海外映画・ドラマ 日本映画

 以前、人気ブログ”コスパ最強!!一人暮らしの簡単節約料理レシピでお馴染みのはらぺこグリズリーさんがコメディー映画の紹介をされていました。

 

cheap-delicious.hatenablog.com

 

私もたいへん楽しく読ませていただきました…が、そこで紹介された映画、観たことないのが多かったんです、実は。

 

モンティパイソンは大好きなんで観てたんですが、やっぱ私、根がひねくれてるもんで、その他の定番ものをことごとく避けてきてんなぁ、なんて改めて気づきました。

 

そんなら!という訳で今回のエントリーは私、10年イシウエ版おすすめコメディー映画、でございます。えぇまたまた、はてブ人気エントリーに便乗してみた、ってやつですけどね(笑)

 

 

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さて、大勢いるアメリカのコメディアンの中で一番好きなのは誰?と問われれば、私は断然”スティーブ・マーティン”と答えるでしょう。特に80年代の彼は名実ともにアメリカンコメディー界のトップスターだった、と思います。

 

現在はバンジョーの名手としてブルーグラスバンドに参加したり、と相変わらずの多芸ぶりですが、私的に彼の出演作でもっとも好きな作品を挙げろと言われたら、この二つ、かなぁ。

 

 

 〇オール・オブ・ミー(1984年)

 

オール・オブ・ミー ~突然半身が女に!~ [DVD]

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スティーブ演ずる弁護士・ロジャーは、遺言作成の為、大金持ち・エドウィナに出会う。心臓に持病を持ち、余命いくばくもない彼女はその半生を車椅子の上で孤独に過ごしたためか性格が悪く、ロジャーとなにかとぶつかり合う。

 

エドウィナは全財産を馬丁の娘・テリーに譲る、という。なんと死ぬ前に魔術師にエドウィナの魂をテリーに乗り移らせる魔法をかける、というのだ。

 

だがその魔法の最中に失敗し、ロジャーの体にエドウィナの魂が入り込んでしまう、という非常事態に。

 

とにかく面白いのが”体の半分が女性であるエドウィナに支配された”という設定のスティーブの動き!ことごとく意見合わない二人なだけに、右と左の動きがてんでバラバラになる様を見事なパントマイムで表現するスティーブに腹抱えて笑うやら感心するやら。お話もはじめは嫌な女だったエドウィナが、人と関わることにより少しずつ心の鎧を外していく様にホロリ。いやぁほんとにいい映画なのよ!

 

 

 〇ロンリー・ガイ(1984年)

 

スティーブ・マーティンの ロンリー・ガイ [DVD]

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 ”オール・オブ・ミー”と同年に製作された作品。

 

ニューヨークで広告代理店に勤める作家志望の男・ロジャー。ダンサーの恋人に振られ、あてもなく彷徨っていたとき、同じく”ロンリーガイ(孤独な男)”であるウォレンと知り合う。

 

涙ぐましい努力を重ねていたロジャーは、ある日アイリスをいう女性と知り合う。しかし、彼女は6回離婚を経験した”わけありの女性”だった。

 

”孤独な男たちの生態”を皮肉った数々のエピソードに大いに笑いつつも、胸がチクチク。調べてみたら脚本にあの三谷幸喜氏も尊敬する、ニール・サイモンが参加してます。どうりでギャグが結構きわどいけど、どこか品がよい。

 

書いては書き直し - ニール・サイモン自伝

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あと情けなさとチャーミングさのブレンドが絶妙なウォレン役のチャールズ・グローディンがすごくいい。彼の『部屋選びは慎重にしたほうがいい。ロンリーガイにとって部屋は親友なんだから』というセリフにドキッっとした人は絶対見るべし!

 

 

〇スパイナル・タップ(1984年)

 

スパイナル・タップ [DVD]

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 名作『スタンド・バイ・ミー』でも有名なロブ・ライナー監督の作品。(※ちなみに上記のスティーブ・マーティンと80年代多くの佳作を撮ったカール・ライナー監督の息子です)。

 

架空のロック・バンド”スパイナル・タップ”のツアーを追うドキュメンタリー、という設定で出演している俳優にアドリブで演技させた、とのこと。実際役者さんたちが自分で演奏もしていて、このバンド名義でなんと2009年にもアルバム作ってます。

 

 

Back From the Dead (W/Dvd)

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結成当初はビートルズっぽいサウンド、それからサイケムーブメントに影響されたりして、今やどぎつい衣装のヘビメタバンド、というその時々の流行に便乗した行き当たりばったりの活動を続ける、オツムが若干弱わそうな落ち目のロックミュージシャンがしでかしそうな、あれやこれやの珍道中がいちいち可笑しいのです。

 

この映画、洋楽ミュージシャンがロックバンドにありがちな様々なトラブルなどを話す時に『まるで”スパイナル・タップ”みたいだったよ…』てな感じで形容詞として用いるくらい定番の映画、として認知されてますね。

 

 

 〇ビルとテッドの大冒険(1989年)

 

ビルとテッドの大冒険 [DVD]

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この映画は駆け出し時代のキアヌ・リーブスが出演してたことでも有名。

 

ロックスターを夢見る高校生・ビルとテッド。歴史の成績が悪すぎて落第の危機に陥った彼らの前に突然UFOが出現。中から謎の男が現れ、歴史上の人物に直接会えるように、と彼らに公衆電話型のタイムマシーンを与える。

 

 ナポレオン、アリストテレス、フロイトなど偉人達が現代に現れてドタバタを繰り返す、という小学生が考えつきそうなコメディー。頭空っぽにして観れるおバカ映画なんで子どもと一緒でも大丈夫ですよ。なにげに世界史の勉強にもなるしね。

 

 

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今や巨匠、として活躍してる監督がキャリアの初期の頃にコメディーを作ってた、というパターンが意外にも多いのです。そんな数ある作品の中でとりわけ好きなものを選んでみました。

 

 

 〇天才マックスの世界(1998年)

 

天才マックスの世界 [DVD]

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 ”グランド・ブタペスト・ホテル”の大ヒットでもおなじみ、ウェス・アンダーソン監督の第二作。この頃から”シンメトリー構図”・”幕間に挟まれる絵本のような映像”・”センス冴えまくりの美術”等々、アンダーソン監督の個性が完全に確立されてますね。

 

実家が理髪店であるマックスは名門私立高校に通っている。複数のクラブを掛け持ちする一見優等生だが、成績が足りず退学の危機を迎えている。

 

同級生の父で会社社長であるブルームと年齢差を越えた友情を築くが、高校の女教師・ローズマリーに二人とも恋をしてしまい、お互いに”恋のつばぜり合い”を繰り広げることに…

 

笑いの中に描かれる、”秀才”を無理やり演じ切ろうとするマックスの孤独とビル・マーレイ扮する、全てを手に入れてるはずなのに心のどこかに空虚感を抱える中年男・ブルームの孤独が重なる姿が切ない、実に深みのあるドラマなんですよ。とかく”青春映画”って不良青年が主役だったりするもんなんだけど、こうした品行方正な男の子でも成立するんだな、という意味でも新鮮な感動があった映画。

 

 

 

 〇ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年)

 

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ! [DVD]

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ネブラスカ州オマハのとある高校が舞台。優等生であるトレイシーは生徒会長になるために、なりふり構わない選挙活動に没頭。しかし教師であるジムは、その姿が煙たくて仕方がない。次第にジムはトレイシーを妨害することにとりつかれていくのだった…

 

後に”アバウト・シュミット””サイド・ウェイ”といった人間ドラマの佳作を撮る、アレクサンダー・ペイン監督の初期の傑作。この当時の若手スター女優だった、リース・ウィザースプーンが上昇志向剥き出しの小憎らしい優等生を見事に演じ切ってます。かなりブラックなテイストもあるコメディー。

 

 

 

 〇ウェルカム・ドールハウス(1995年)

 

ウェルカム・ドールハウス [DVD]

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ブラック、を通り越して”毒々しい”とさえ思わせる映画を作り続けるトッド・ソロンズのデビュー作。これ以降の作品は”タブーへの挑戦”の度合いがドンドン高まっていくので、まだまだとっつきやすいほうだと思います。

 

クラスメイトからは「ブス」と罵られ、家族からも疎まれている11歳の女の子・ドーンの日常を描いています。こうゆう場合、主人公の女の子はブサイクだけど心は綺麗、みたいな描かれ方をされることが多いけど、この映画のドーンは結構ひねくれてて『そんな性格なら苛められるよ~』なんて思ったり。でもそこがリアルで、主人公を徹底的に突き放すシニカルなトッド・ソロンズ映画の真骨頂だと思いますね。

 

 

 〇モール・ラッツ(1995年)

 

モール・ラッツ [DVD]

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 高校生のTS・クイントは計画していた旅行をドタキャンされたことで彼女のブランディと大げんかをしてしまう。 その頃TSの親友ブロディも彼女のルネと大げんかの真っ最中。捨て台詞を残してブロディの元を去っていくルネ。意気消沈したTSとブロディは行きつけのショッピング・モールをうろつくことで憂さを晴らす。

 

ショッピング・モールでは、あるテレビ番組の公開収録が行われようとしていた。実はそれはテレビプロデューサーであるブランディの父が企画した恋人探しショーで、ブランディも出演することになっていたのだった…

 

アメリカのボンクラ青年の青春を撮らせたらピカ一のケヴィン・スミス監督作のオトボケコメディー。しかし軽薄な郊外消費文化の象徴であるショッピング・モールを舞台に映画撮ろうなんて思うのはケヴィン・スミスくらいだろうなぁ。なんでもこの映画の続編を作る計画があるらしい。超期待!!

 

 

eiga.com

 

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10年以上前の映画ばっかりだったんで、ここらで割と最近観た映画も紹介。

 

〇バッドガイ 反抗期の中年男(2014年)

 

バッドガイ 反抗期の中年男 [DVD]

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子供たちが参加する”全米スペル選手権大会”に、出場規約の盲点を突き40代の中年男・ガイがエントリーする。

 

優勝候補である10歳の少年・チャイタニアとの奇妙な友情も芽生えつつ、子供の親たちの猛烈な反対を押し切って勝ち進むガイ。何故彼はこの大会に参加したのか?…

 

最近観た映画の中でとりわけ”なんだ?これ?”って思った映画。出題者から出された難しい単語のスペルを一字一句間違えず答える、というシンプルな大会の存在自体も相当珍しいのだが、とにかくこの主役のガイが超嫌な奴。なんせ隣に座ったライバルの女の子の椅子にケチャップを垂らし「君、初潮みたいだね」と言って動揺させる、とかマジ最低なことを平気でやるんだから。

 

だけどエンディングに進むにつれ、この嫌な奴の隠された事実にホロリと泣かされる、というアクロバティックな展開に驚かされましたね。

 

 

〇アヴァンチュールはパリで(2008年)

 

アバンチュールはパリで [DVD]

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韓国のホン・サンスの作品は、ほんとにこれ脚本あるの?って感じのフワフワした掴みどころのない妙なテイストのものが多いのですが(なんでも撮影日の朝にシナリオを書いて、その場で俳優たちに渡すそうな)、その中でもこの映画はかなり分かり易いほうなので”ホン・サンス映画”の入門編としてお勧めです。

 

大麻を吸ったのがバレた画家キム・ソンナムは、パリに逃避する。公園で一日を過ごしたり、一人で置いてきた妻に国際電話をして泣きつく日々。

 

しかし安宿の主人に紹介された留学生ヒョンジュと一緒に韓国人画家たちとの出会い交流を深める中、ヒョンジュのルームメートである若い美術学生・ユジョンに一目ぼれ、強引なアタックの末、甘い恋愛を始めるようになる。


そんな中、ソウルの妻から聞かされた妊娠の便り。そして、キムは隠されていたユジョンの秘密を知ることになる…

 

熊のような体躯でパリの街を歩く、キムを演じるキム・ヨンホが独特な可笑しみを巧みに演じていますが、なんといっても”チャングムの誓い”でも有名なパク・ウネ演じるユジュンが最高にキュート!友人から借りたお金を返さない性悪女のユジュンなんですが、こんな女性になら振り回されてもいい!?

 

優柔不断な大人たちの恋模様を活写したライト・コメディー、かな。

 

 

〇もらとりあむタマ子(2013年)

 

もらとりあむタマ子 [DVD]

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前田敦子、といえば、酔っぱらって某人気俳優にお尻丸出しで抱きかかえられたところを写される、という女優にあるまじき失態が話題になりましたが、そのスキャンダルも実はこの映画のためにやったんじゃないの?と思えるくらい、主人公・タマ子にハマりまくってます。

 

東京の大学を出たものの、実家に戻り引きこもり生活を送る女の子のお話。監督である山下敦弘の初期作品のテイスト”ダメな人がダラダラしたまま過ごす”、あの感じを元AKBのアイドルだったマエアツちゃんに演じさせる、という発想が最高に面白いし、その狙いにきっちり答えているアッちゃんはもしかして本当に大器かもしれない。

 

…というわけで今日のところは以上です!

 

 

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