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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

ネットでの”口コミ・レビュー”を鵜呑みにすると本当の感動を得ることはできないぜ

独り言

『テルマエ・ロマエ』の大ヒットで有名な漫画家、ヤマザキマリ氏のエッセイが興味深かったんです。

 

jisin.jp

 

 

地球で生きている ヤマザキマリ流人生論

地球で生きている ヤマザキマリ流人生論

 

 

 

 ”ネットに散乱している口コミサイトでの書き込みや、商品のレビューを本気でアテにしてしまっていいのか?”

 

これほんとに私自身常々感じてたことなんですよね。つうか、私どっちかというと、かなりネットの口コミやレビューを鵜呑みにしてる方なんで、ちょっとグサッときた、というか。

 

私が日頃このブログにリンク貼りまくってる密林さんですが、やっぱ何がしか本やCDを買おうか、と思った時は必ずそこでのレビューを参考にしてますからね。

 

「この人プロ?」と思わず唸ってしまう秀逸で鋭いレビュワーがたくさんおられる。中にはその文章読んだだけでなんかお腹いっぱいになって「別にわざわざ買わなくてもいいか」なんて思うときもありますから。

 

…しかし、ヤマザキ氏も書かれているように、ネットで”美味しい”と絶賛されてるお店でも自分の舌には合わない、とか逆になんで不評なのか分からない、なんてことはザラにあることで。

 

ネットが普及していなかった時代、なけなしの小遣いをはたいて一か八かでジャケ買いしたレコードが、家に帰って聴いてみたら大失敗だった、という私の年代かそれ以上の方たちは少なくないと思います。でも、その大失敗レコードのアーティストや演奏者に対して感じた失意や残念さも、自分には期待外れだったけど、きっと他の誰かには喜ばれているのだろうな、とか、きっと作った本人は納得していたのであって、自分には合わなかっただけなのだろうな、と思える懐の広い寛容さが、あの頃の皆には備わっていたように思います。

 

 

 そうそう、中学の頃背伸びして買った”レッド・ツェッペリン”のファースト、全然その良さがわかんなかったんだよなぁ。で、数年後中古レコード店に売りに出した時、イカツイ店員の兄ちゃんに「えっ!?これ売るの?…名盤なのに」みたいな顔されたこと、今でも憶えてるわ。(私、基本ブルースの匂いのするロックンロールが苦手)

 

Led Zeppelin 1 [DELUXE EDITION 2CD] (レッド・ツェッペリン)

Led Zeppelin 1 [DELUXE EDITION 2CD] (レッド・ツェッペリン)

 

 

でもやっぱ身銭切って買ったものだと真剣に聴いたり読んだりするもの。また、買った当初は理解できなくても、年齢を重ねたとき突然その面白味に気づいた!なんてことも結構あるし。(ツェッペリンの良さは未だにわかってないけど)

 

今の時代、あまりに事前に得られる情報が多すぎるんで、ファースト・インプレッション、「この店、美味しそう」「この本・この映画、面白そう」という自身が感じた最初の直観を素直に信じれなくなっている。

 

そういや恋愛や結婚に消極的になってる人が増えてる、つうのも、こればっかりは誰かが書いたレビューや評価をアテにできない、自分が飛び込んで経験してみないと絶対に結果なんてわからないもの、なのに自分の直観に従わざるを得ない事を心のどこかで恐れているから、かもしれない。

 

 

最新図解 失敗学

最新図解 失敗学

 

 

確かに少しでも無駄な出費・無駄な時間・無駄な労力を極力抑えたい、という気持ちは分かるんですが、なんだかそれだけでは味気ない。実際それほど期待してなかったのにやってみたら・足を運んでみたらとてもよかった、満足できたというときの感動は、計算ずくで行動して期待通りの結果だったときとは一味違う新鮮さがある。そう、失敗、あるいは遠回りもまた人生に彩りを添えるものなんですよね、うん。

 

でもそれ、わかっちゃいるけどやっぱネットのレビュー・口コミを検索してしまう癖はどうしても抑えられないんだよなぁ…まぁそうした情報とは適度な距離を保つのが一番なんでしょうけど。みんな褒める記事だけ書いてくれればいいのになぁ、でもそれはそれでつまんねぇか。

 

クチコミはこうしてつくられる―おもしろさが伝染するバズ・マーケティング

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