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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

『やりたいことがない』という幸せ

子育て 独り言

1月も10日ほど過ぎた今更書くのもなんですが、去年末の飲み会でのこと。

 

年末は高校時代の同級生たちとの飲み会が定番になっている。普段、彼らと個別に会うとかはほぼ皆無なので、この会で会うのが1年ぶりになったり、はたまた数年ぶりになることもある。

 

ちなみにこの集まりは夏のお盆の時期にもやってるのだが、私はここ数年、年末しか参加しないことにしている。元々は地元に残った、高校3年のときクラスが一緒だった男たち数人で始めた飲み会で、私は上京してからはその存在すら知らず、20代の中盤くらいにたまたま誘ってもらい、それから断続的に参加しているのだが、ここ最近、別のクラスの同級生たちもその集まりに参加するようになって、人数も増え、なんだか落ち着かない雰囲気になってしまったのだ。

 

高校の時の私は、露骨に虐められてはいなかったものの、今でいう”スクールカースト”の下位のほうだったことは間違いない。体育会系の男子たちにたまに小突かれたり、からかわれたりしていた嫌な記憶が今でも蘇ることがある。クラスメートの飲み会には、そうしたスクールカースト上位的な奴らが参加してなかったので、気軽に顔を出せていたのだが、ここ数年その会の規模が膨らんだ結果、そうした連中も参加するようになり、もう昔のことは思い出したくない私としては、どうしても『わざわざ行って不愉快な気分になる必要もないか…』と思ってしまい、ついついフェイスブックからのお誘いに”不参加”のボタンを押すことになるのだった。

 

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さて年末の飲み会の席で、久しぶりに会った友人は二人の子供の父親。長男はすでに高校生、中学生の長女と共にゴルフを習わせている。子供さんの事を聞くと『長男が高校のゴルフ部の部長やってて…』と嬉しそうに教えてくれる。

 

「しかし、子供にゴルフ習わせるって結構お金かかるんじゃない?」

「そうそう、それに練習もほぼ毎日で、練習場に連れて行かなきゃならないし、自分の時間なんて全くないんだよね」

「そうか…たいへんだね」

「いや、でももう自分がやりたいことなんてもうないからさ。子供のためにあれこれやってるのが楽しいんだよね」

 

 

 

 

そうか…子どもの為に自分の時間を犠牲にしても苦にならないんだ…私はまだその境地に達してないなぁ…だって私、まだやりたいこといっぱいあるもん。音楽も作りたいし、絵も描きたい。本読んでる時に娘に『ねぇ、カルタやろう』とか言われると内心”面倒くせぇ…”って思うもん。

 

すでに東京の大学に一人娘を進学させた、別の男のクラスメートも「やりたいことがない」と言っていた。しかし「やりたいことがない」つうのは案外幸せなことなのかもしれない。日々の自分の生活と家族のことに集中できるんだから。私はいつまでたっても、自分の”才能とその可能性”とやらに固執してて、目の前の子どものことを若干おざなりにしているのかもしれない…

 

誰か他者の為に生きる、という”無私の心”的境地がいまだに『〇〇になりてぇ…』って身悶えてる私からすると羨ましい気もするんですわ。なんかスッキリ生きていけそうな気がするじゃん。などと思いつつ、だからって次の日からガラッと考え方が変わるわけでもなんだけど、さ。

 

 

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 (↑今年、30年以上ぶりに続編が公開される、故・森田芳光監督”の・ようなもの”。私も社会的には会社員なんだが、ずっと何者にもなれない、”〇〇のようなもの”、って気持ちで生きてるよ)

 

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