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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

女帝が君臨する同族経営の会社に勤める私から見た”SMAP独立騒動”

ニュース エンタメ

今、私がいるのは、現在会長と呼ばれている創業者が奥さんと40年前に立ち上げた、従業員4人の小さな会社。もちろん現在もご存命なのだが、会長は私が入社した12年ほど前には業務からは完全に退いていた。たまにゴルフに行く以外はほぼ家に引きこもりノンビリしている、まさに悠々自適な生活を送っておられる。

 

だが対照的に現在70代中盤の奥さんのほうは今でも経理の仕事をやることで経営に関わっている。その仕事も一日かかるものではないので、他の時間は庭の手入れやらなんやらを行ってるのだが。そして事務所にいるのは朝と夕方だけの私たちに向かって、その時間帯にはきっちり顔を出し、あれこれ小言を言ってまわるのだ、ほぼ毎日のように。その姿はまさに”女帝”ですよ。

 

言われるこっちとしては、前時代的かつ、いちいち高圧的で人を小馬鹿にしたような奥さんの物言いにかなり辟易してるし正直『会長みたいにさっさと引退すればいいのに…』と思うわけだが、多分こうした大方の中小企業の創業者は、目の黒いうちはなにがなんでも自分が立ち上げた会社にあーだこーだーと首を突っ込みたがるもんなんだろうし、実際会長みたいにあっさり退く人のほうが珍しいに違いない。(つうか小煩い奥さんが面倒なので「お前の好きにしろ。わしゃ知らん」って感じかもしれん)

 

同族経営はなぜ3代で潰れるのか? ファミリービジネス経営論

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さて今年に入ってから降って湧いたような騒動となった”ジャニーズ事務所からのSMAP独立問題”。なんでもジャニーズ通の間では数年前から噂になっていた、とのことですが。

 

昨日のSMAP×SMAPでの緊急生出演で、一応全員ジャニーズに残留、という形に決まった様子‥なんですかね、これ?だってメンバーの誰も「解散しません」と明言してなかったし、なんかはっきり決着がついてない、モヤッとした会見だったもん。まだこの先一悶着ありそうだなぁ、なんて思ってしまいます。

 

blog.esuteru.com

 

 
一アイドルのお話、だと言えばそれまでだけど、SMAPは人気が爆発する以前の”桜っ子クラブ”から見てきてるし(菅野美穂もでてたんだよね、懐かしい)、なにより自分と同年代でこの世間の荒波の中で戦ってる者同士、などと勝手に思ってるんで、果たしてどのような経緯でこんな行動を起こしたのかが気になって、今回の騒動に関する記事をあれこれ読み漁ってしまいましたよ。
 
 
デビューしたはいいものの事務所から冷遇されていたSMAPを見かねて、当時事務職だったにも関わらず自らマネージャーに志願した、という飯島女史。従来のジャニーズが行っていたマネージメントとは一線を画した、彼女の卓越した采配により”事務所の干され組”から押しも押されぬ人気アイドルへと成長したSMAP。今回の独立問題は、その飯島女史と事務所の主流派である、副社長のメリー喜多川女史と娘の藤島ジュリー景子女史との軋轢が表面化し、ついに会社に居場所がなくなった彼女にSMAPも同調、結果ジャニーズを去る決断をした。が!土壇場でキムタク氏が事務所側へ寝返った…という解釈でいいですよね?
 
 
ところで今の彼らだけ知っている人だと想像できないだろうけど、確かに初期の彼らはルックスよし・歌よし・ダンスよし・演技よし、となにをやらせても抜群にカッコよかった木村拓哉氏の人気が圧倒的で、他の4人(初期は脱退した森且行氏を含む5人)は”添え物”に近いポジションだったのがテレビで観てるこっちにも伝わってきていた。(その中でも稲垣吾郎氏は結構早い時期からドラマに単独で出演してて目立ってたほうだったけど)
 
逆にそうしたいまいち芸能人として剥け切れてなかった、キムタク以外のメンバーが次第にメキメキと頭角を現してくる様は見ていて面白いものがあった。特に朴訥とした印象からか、メンバーの中でも一際存在感がなかった草彅剛氏がドラマや映画に主役級で出演するようになったのには驚いたなぁ。彼の秘められた才能を見出し、伸ばしてあげたのも飯島女史の手腕なのだろうね、きっと。
 
okiraku

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で、今回の騒動で特に副社長であるメリー喜多川女史の横暴ぶりが『ブラック企業だ』『ヤ○ザだ』などと言われてますけど、いやぁ、こうした独裁ぶりなんて創業者一代で築いた会社ならほんとによくある光景なのですよ。
 
客観性ゼロ、自分の思い込みのまま社員を平気で断罪し吊るし上げる。自分の過ちは当たり前のように棚に上げる。お気に入りには、これでもかと依怙贔屓。それに対する罪悪感の欠片もない。
 
加えて自分の血族に対してはトコトン甘い。会社の金を横流しして、愛人にマンションあてがってた息子には、その罪を皆が忘れかけた頃に社長の座をしっかりと用意するし(実話)。
 
こう言っちゃうと語弊があるかもだが、権力を握った女性のえげつなさと冷酷さ、つうのも相当なもんだし、ほんでまた歳をとるごとに益々酷くなるのよね(苦笑)。そうした人の下に勤めることになったが最後、本気で嫌なら諦めて会社を去るしかないんですよ、残念ながら。創業者一族が下々の者の意見を素直に聞いて自分たちのやり方・考え方を悔い改める、なんてことはほぼほぼないことなんですよ。(自分たちの利になる提案なら話は別)

 

SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへ

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アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒 (宝島社新書)

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今回の騒動、多分リーダー格の中居正広氏が先頭切って、マネージャーを守るべく事務所と対立してたんでしょう。だとしたらこのような灰色の決着じゃなく、交渉決裂なら自分だけでも出て行ってやる!ってくらいの根性見せてほしかったなぁ。まぁそうなりゃ即SMAP解散だろうし、愛着も人一倍強いだろうから、いろいろ後ろ髪ひかれる想いがあるのもわかるけど、しかし今までこの事務所を辞めた先輩たちが、その後どれだけ苦渋を強いられているか知ってたうえで、こんな大胆な行動起こしたんだとしたら、相当の覚悟があったはずでしょ?それとも『長年会社に貢献してきた俺らは特別。きっと自分らの意見を汲んでくれるはず』とか淡い期待を抱いてたんだろうか?
 
いやいや創業者一族の鶴の一声で全て決まるような会社において、そんなこと100%ないから。社員皆、所詮捨て駒としか思ってないから。甘いよ、甘〜い!
 
‥でもね、20年以上業界にいて、いろんなしがらみや汚い部分を見てきたにも関わらず、それでも長年連れ添った元マネージャーについて行こうとした4人の向こう見ずなピュアさ、青臭さを私は到底笑うことなどできないよ、やはり。なんだか彼ららしいなぁ、ってちょっと感動したくらい。
 

 

昨日の会見は、そんな青臭さを残していた彼ら4人が、依怙地で高圧的な大人の世界に屈服した姿にしか見えず、なんとも寂しい気持ちにさせられたのだった。また特に今回の件でダメージが大きかっただろう中居氏の今後がとても気になるなぁ。

 

 

中居正広という生き方

中居正広という生き方

 

 

 

※でも寝返った、と言われるキムタク氏を責める気はしない。クールに現状を考えたら、元マネの肩を持つより体制に寄ってた方が得策なのは明らかじゃないか。しかし、でも…