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10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

大震災を乗り越えるためには?~経験したことを書いてみた~

ニュース 独り言

えっと、このブログは一応匿名でやってるので、自分が住んでる地域を特定できるようなことはなるだけ書かないようにしてましたが、今回はどうしても書いておきたい、というか書き残しておきたい、なんて思いまして。

 

そうです、4/14の前震及び4/16の本震を含む熊本地震のことです。私も被災者になってしまいました。

 

熊本地震 (2016年) - Wikipedia

 

 

特に揺れが酷かった熊本県益城町及び阿蘇地区からは、若干離れたところに住んでいるので、建物の倒壊などの被害には遭いませんでしたが、震度7規模の地震を(今のとこ)連続2度も経験し、その恐ろしさを身をもって体験しました。いやぁ…本気で死ぬかと思ったよ。

 

現在も震度3程度の揺れは頻繁に起きている状態なので、全く予断を許さない状況なのは変わらないのですが、とにかくこうしてブログを書くくらいの余裕はやっと得られています。

 

さて1995年の阪神淡路大震災、そして2011年の東日本大震災と大きな地震を目のあたりにしていた私たちでも、それがいざ自分の住む街で起こるなんぞはやっぱり考えていないもの。というか考えないようにしていた、というのが本音です。しかしこの日本でこうした地震が起きない場所などどこにもない、ということを突き付けられました。

 

復興〈災害〉――阪神・淡路大震災と東日本大震災 (岩波新書)

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〇ライフラインのこと

 

本震と呼ばれる16日の揺れが起こったのは夜中の1時。それまで余震は散々来ていたのでグッスリ眠るという状態ではなかったのですが、布団には入っていました。横揺れ・縦揺れの凄まじい状態で14日の地震の際には倒れなかった棚が自分のすぐ脇に倒れてきました。少しずれてたら確実に怪我してましたね。(家具や棚には転倒防止の金具は絶対取り付けましょう!これ鉄則!)


14日の前震では持ちこたえた家屋でも16日の本震で倒壊したケースもありました。また、同じ地域でもお隣は無事なのに、そのお隣は壁が壊れたり瓦が落ちたりなども見受けられましたね。自分が住んでいる住居がどの程度地震に耐えうるかも、平時にチェックするべきだと思いました。

 

そうそう、今回の地震では薄型テレビが倒れて画面が割れた、というケースも多く見られました。できるだけテレビにも転倒防止の措置をすべきでしょうね。

 

不二ラテックス 家具・家電転倒防止用品 不動王 薄型テレビ用 耐震シート FFT-002

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停電も起きました。ただ私の住む地域ではほんの30分くらいで、これは幸運なことでした。ガスはプロパンなので、ボンベが倒れるということもなくすぐに使うことができました。

 

ただ私はこのブログで散々書いているようにガス販売店の従業員なので、次の日は倒れたボンベの修復と止まったメーターの復帰作業に駆けずり回ることとなりました。高さが人の背丈ほどある50キロボンベが倒れている、というケースがとにかく多かったです。一応ボンベにはチェーンを巻いているのですが、チェーンを壁に取り付けている金具がビスごと引っこ抜けてしまっていました、あまりの揺れで。これは想定外でしたね。

 

ちなみにガスの配管が使えなくなるほどのダメージを受けたとこはほとんどありませんでした。ガスの配管を埋設(地中に埋めている)してる古い家屋で、その配管が元々かなり錆びついて老朽化しているところで若干漏れがあり使えなくなった、つうのはありましたけどね。

 

お客さんもよく御存じのようで、ボンベのバルブを自分で締めていてくれたので、ガス漏れで一大事、ということは私の会社では一件もありませんでした。

 

ガスのメーターには感震機能が搭載されてて、強い揺れを感じると自動的に遮断するようになってます。この遮断を解除するのはメーターの前面にある黒いボタンを押し、1分ほど待っていれば(配管の異常がない限り)間違いなく再びガスを使用することができます。特に独りで暮らしいるお歳を召したおばあ様からの「ガスが使えない」という問い合わせのほとんどがこのメーターの遮断でした。おばあちゃん、あなた自分でボンベのバルブは恐いからって締めてるでしょう、ならばメーターの復帰もわざわざ我々を呼ばずに自分でやってくださいよ!ボタン押せばできるんだから~(苦笑)。

 

都市ガスは、ほぼ配管が地中に埋設されているので復旧にかなり時間がかかったようです。都市ガスを使われている方は残念ですがこのような大規模な地震が起こった場合は最低2週間以上は使えないことを覚悟せねばならないでしょう。

 

ところで、とにかく困ったのは水道でした。2度目の本震の後から12.3日ほど断水が続いたので。

 

前震の後、お風呂の浴槽に貯めていた水はかなり重宝しました。食事はカップ麺などをペットボトルの水を沸かして使えばどうにかなるのですが、歯磨きのときや手や顔を軽く洗いたいとき、そしてトイレの汚物を流したい時はどうしてもまとまった水が必要になります。ここでも幸運だったのは季節がちょうど春先で、あまり汗をかかなかったこと。お風呂に入りたくても近所の温泉施設は満員で待ち時間が長く、かつゆっくり体を洗うなんてことはできません。ちなみに私は3日に一度くらい1時間ほどかけて、それほど被害のなかった遠方の温泉施設に通ってました。

 

水がでなければ当然洗濯もできません。この地は地下水が豊富でコインランドリーの中には井戸水を使用してるところがあるので、本震の直後でも使用できる施設がありました。仕事終わりの後、2日に一度そうしたコインランドリーに通いました。もちろんここでも順番待ちで2時間ほど待たされることにはなりましたが。

 

断水から10日ほど過ぎたあたりから、浴槽に貯めた水も少なくなり、かつ汚れてきたので『どうしよう…』と思ってたところ、我が地域にも関西方面からの給水車が来てくれました。これはほんとに助かりましたね。

 

しかし雨水を溜めて、それを飲み水にできればなぁ…と何度も思ったものでした。こういったサバイバル用の浄水器を一台持っておけばいざというとき安心かもしれません。↓

 

SAWYER ソーヤー ミニ SP128 [並行輸入品]

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〇住む場所のこと

 

今回の地震で家屋の倒壊や破損のため、現在でも近くの学校や公園などに住んでいる方々が大勢います。私たち家族は、本震の後の2日ほど近くの公民館に泊まりました。こういった非常事態のときは、見ず知らずの人でも身を寄せ合っていると不思議と落ち着くものです。

 

ただそれでも赤の他人同士ですから気は使います。私は結局、それに耐えられず車中泊をしました。とりあえず大丈夫だったけど、しばらく自分の家で寝るのが恐い、ということで車中泊を選んでいる方がかなり見受けられました。

 

 

 

↑まぁ、こういった車中泊用のベッドを普段から持っていれば快適だったかもしれません。実際はよほど慣れてる人ならいざ知らず、テントでの野宿生活はなかなか厳しいものがあるかも、と思うんですよね。

 

安心・安全!はじめての快適車中泊 (るるぶDO!)

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〇食材などの調達

 

コンビニは比較的早い段階で営業を復活させてましたが、それでも弁当などはほとんど並びませんでした。スーパーは本震後の一週間くらいは閉店してました。今でも閉まってる店舗もあります。

 

そんなとき必要になるのは所謂レトルトやお湯かけて食べられるカップものですが、会社の人たち同士で譲り合ったり、またしばらくして遠方の親戚筋から送ってもらいました。ただこれもある意味幸運だったは、80歳になる私の母がいつも冷凍庫に食材を無駄に溜めておく癖があったこと。スーパーがなかなか開かず、そうした保存食に飽きてしまう中では、かなり重宝しました。

 

↓この手のレンジでチン、で食べられるごはんも結構普通に美味しかったですよ。

 

ウーケ ふんわりごはん 国内産 100% (200g×3P)×8個
 

 

 〇有名人の被災地訪問について

 

ちょっと話がずれますが、SMAPの中居氏やモデルのローラ、また女優の佐々木希氏などが特に被害の大きかった地域に来て炊き出しなどのボランティアをした、というニュースが報道されてます。

 

matome.naver.jp

 

これ、実際に被災地に住んでる者からすると素直に嬉しいですよ。彼らの多くが訪れてる益城や阿蘇地区は熊本市の中心部から普段なら車で1時間以内で着きますが、かなり混雑してるんで多分2時間以上かかってるはず。そこまでしてわざわざボランティアに来てくれる心意気、これを偽善だの売名だの言うのって、よっぽどひねくれてますよ。まぁ、もちろんボランティアするのは人それぞれですから、来ない人をあれこれ言うつもりはありませんが、こうして実行に移してる有名人の善意を踏みにじる言動は止めて欲しいと強く思います。

 

 

〇まとめ

 

こうした震度7程度の強い地震が来た場合、それまでの普通の生活が戻ってくるのには最低でも2週間ほどかかることは頭の片隅に入れておくべきだと思います(もちろん被害の大きい地域ならそれ以上かかるでしょう)。その2週間をどう乗り切るか?が一つの鍵になるかな、と。被災地域の外に親戚や知り合いがいるのなら遠慮なく甘えたほうがいいし、そのためには普段から付き合いをしっかり取っておくことも大切でしょうね。

 

しかし、こんな経験はもう二度としたくないんですけどね。また再び大きな地震が起きるかもしれない、と言われてるし。不安な日々は当分続きそうです…

 

 

 

↑学生時代はドラマーで、好きなバンドはXTCと公言している個性派の大西熊本市長。震災直後から不屈の頑張りを見せてくれます。