10年イシウエのブログ~とりあえず今日を生き抜きたいからっ!~

”凡人”10年イシウエがそれでも生き抜くために日々摂取している『心の栄養素』あれこれを書き綴っていきます。

”40代初婚”を達成した同級生から学ぶ”第三の場所のつくりかた”

 去年末フェイスブック経由で高校時代の同級生(男)が結婚した、との報告を知ったのです。

 

 昭和46・47年生まれの私たちですから、御年46歳。しかもその同級生君(N君としておこう)は初婚でもあるのです。

 

 近年晩婚化が進み、そのうえ40歳を超えてからの結婚はかなりの困難が伴う、なんてことも聞いていたのでN君の結婚には正直なところ驚かされました。

 

nikkan-spa.jp

 

 なおかつ!彼のお相手の女性は20代とのこと。マジかよ!?…驚きの中に若干の羨望とやっかみの感情が芽生えたことは言うまでもありません(笑)。

 

 さて、そこで気になるのはなぜ彼はその結婚に成功したのか?ということ。毎年行われている同窓会を兼ねた忘年会で久しぶりに会った際あれこれ聞いたんで、せっかくなのでここに記しておきたい。もしかして婚活に悩む40代男性に幾ばくかのヒント、そして励ましになるかも、と期待しつつ…

 

 それではまずはN君のパーソナリティーの説明をば。

 

 高校卒業後、上京。公務員として働くも数年で退職。俳優を目指してバイトをしながら劇団に所属した…らしい(この頃は彼と連絡を取り合ってる同級生が誰もいなくて、彼自身もあまり積極的に話してくれないのだった)。多くの夢追い人と同じく、30手前で東京生活に見切りをつけ帰郷。親の勧めで介護関係の専門学校に通い、その後就職。現在は老人介護施設で働いている。

 

 性格はよく言えば少年の心をずっと持ち続けている、悪く言えばピーターパンシンドローム、というか。サービス精神がありすぎて、端から見てるとしばし空回りしてる印象を受けることもある。女性からするともしかして”いい奴”止まりで終わるタイプ、だったのかも。実際、東京で知り合ってUターンした後も連絡を取り合ってる女性がいる、と聞いていて『そりゃ、絶対脈あるよ!思い切ってこっちに呼んでみたら?』などとアドヴァイスめいたことを言ってたこともあったが、なかなか煮え切らない様子だったな、そういえば。

 

いい人で、ついつい「損をしちゃう」アナタへ ―すぐに実践できる「損をしない」心理術

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 親しい女友達はいるようだが、恋愛にまでは進展しない…結局彼の30代はそんな感じで過ぎていった。40代に入り彼自身結婚を諦めてるような口ぶりも増えてきた、そんな中、たまたま通うようになったダイニングバー?的なお店ができ、そこはいろんな業種の人たちが集まり定期的に飲み会を開いているようなオープンな場所だったようで、元来お調子者的資質であるN君はたちまちそのお店の常連、そしてなくてはならないムードメーカー的存在になったようだった。

 

 その集まりの中にいたのが結婚したお相手の女性だったのだ。しかし知り合った当初はその頃N君が好きだった女性のことを相談していた単なる年下で異性の友達。頭髪もかなり後退したN君は20代の女性が自分のことを恋愛の対象として見てくれることなど露程期待してなかった…らしい。

 

 その後の詳しいいきさつはあまり聞けていないのだけど(そこが重要なのに!と思った方、すいません)、約2年ほどの付き合いを経てこの度ゴールイン、となった次第なのでした。めでたしめでたし…

 

 ちなみにいっておくとN君は実家が金持ちでも高給取りでもイケメンでも歌がやたら上手いでも、ましてや夜の営みが驚異的にお得意、なんてこともありません。いたって普通の中年です。

 

 さて、このかなりレアなケースから学ぶことがあるとすれば、40代での結婚に必要なのは会社や友人などの繋がりの他にいかにサード・プレイス、第3の場所を作れるか否か?ということなのだと思うのです。

 

サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」

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 なんだかんだ言っても結婚する男女の大多数が、学生時代の交友関係や職場の同僚で知り合うパターンが大半だと思うんだけど、そうなると年齢的には20代からぎりぎり30代始めが限度で、30代後半~40代以降の男女は、結婚したい者たちが多くいる環境で結婚しやすい状況のとき出来ずに結局あぶれてしまった人たち、ということになってしまうのだ、残酷な言い方ではあるけども。(もちろん自分の意志で結婚を選択しない人たちもいるでしょう。そうゆう方々はここいらで読むの止めて下さいね)

 

 加えて昨今では、かつての日本の職場や親戚筋、あるいはご近所に生息していたお節介焼きのおじさんおばさん、結婚できずにいる若者にあれこれとお世話したがる人たちがほぼほぼ絶滅していることもあり(若者のほうもこうした年寄りを煙たがるしね)、恋愛から結婚までは自力でたどり着くことが当たり前な世の中になっております。

 

 しかし!自己主張や自己表現が乏しく、未だに”慎み深いことが美徳”という価値観である日本人には元来自分の全てを曝け出さざるを得ない"恋愛”というものは苦手なはずなのです。それに加えて、婚期を逃していることに対する社会的なプレッシャーというものも、一昔前に比べると減ってきている、故に当人たちもあまり焦りを感じない、という事態になっているのでしょう。

  

 もうこうなると、ただ職場と家の往復で一日が終わるようなフツーの40代に結婚のチャンス、出会いの機会などあるはずもありません。

 

 男性の場合なら夜の街のお水系、スナックやキャバクラへ、なんて選択もあるでしょうが、まぁ当然のことながらお金もかかるし、そうした場所でシリアスな恋愛関係に持ち込める出会いがあるかといえば、これはなかなか難しいでしょうし。

 

 そう、だからこそいかに”第三の場所”を見いだせるかが重要になるのです。

 

 アウトドア好きなら山登りサークル、運動好きならテニスやマラソン同好会、映画や音楽、読書好きの集まりもあるでしょうし、料理、写真撮影…などなど探せばいくらでもあるはず。またはN君のように気軽に立ち寄れる居酒屋・レストラン・バー的な場所を見つけることもいいでしょう。

 

 いやこれは婚活中の方のみならず、連絡取りあってる友達がほぼいない、妻から日頃『あなた、もし私たちがいなくなったらどうするの?』と心配されるくらい孤独な老年まっしぐらな私のような者にも差し迫った重要案件なのですよ。

 

toyokeizai.net

 

 ↑上の記事にもあるように、確かに無駄話するだけで気楽に集まれたり連絡取れたりできる女性に比べ、男性は集まるのにも理由が必要な生き物。大人になれば最もウェイトを占める話題といえば仕事、ですから、仕事場以外の付き合いの場でなにを話せばいいのか分からない…という事態に。

 

 また宗教感も乏しく、どちらかといえば抵抗感すらある日本では、定期的に教会へ通っているという方も少ないでしょうし。う~ん、考えれば考えるほど日本ってサードプレイス不足、国民性が多様なコミュニティーへの参加を拒んでる感すらあるではないですか!

 

 

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 だからこそ私的には、ボランティア活動とかいいよな、と思ってるんです。所謂趣味サークルとかだとやはり集う人たちは2.30代の時間が比較的ある若者が多い、と思うんです。そんな中に自分が入っていって上手くコミュニケーションがとれるかというと、皆目自信が無い。

 

 例えば老人介護施設などへのボランティアなら、なにより感謝されるでしょうし、人に必要とされることの幸福感というものもあるでしょう。また出会い的には若い異性も職員さんだっているでしょうし。

 

 

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 …しかしまぁ今回のN君みたく、富も見た目もいたって普通な未婚一般人アラフォー中年が初婚にこぎつけるという相当なレアケースが達成できたのも、ひとつにはN君の資質、基本人好きで外交的な面があったから、つうのが一番大きかったんですよね。やっぱり結婚のような濃い人間関係を構築する上で最も大切なこと、それは一にも二にも人に興味がある、これにつきますよ。『そんなの当たり前だろ!』という声も聞こえそうですが(笑)

 

 もうやろうと思えば誰とも会わずに生活が出来てしまう現代、わずらわしい人間との交流をいくらでも省く事ができるんですから、それでも尚、このままじゃ寂しい、面倒くさい関係を求めたいという気持ちがあるのなら、無理やりにでも他者と関わらざるを得ない場所に自ら飛び込み、いろんな人がいるんだなぁ…とややこしい状況を楽しめる気持ちを自分の中に宿すしかないのです。そう、結局棚ぼたで結婚、などあり得ないのです。すべては自分のやる気次第!…という長々と書き散らした割にごく当たり前の結論に達したところで(汗)このブログを終わります。現場からは以上です!(←この台詞、一度自分のブログで使いたかったのよ(笑)